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エジプト人の出稼ぎ [メディア・ニュース・国際情勢]

紅海で起きたフェリー事故は、死亡・行方不明が約1,000人という大惨事となりました。犠牲者の多くは、サウジアラビアに出稼ぎに行っていたエジプト人だと伝えられています。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、エジプトは、アラブ世界随一の「人材供給国」です。
その理由ですが、
・人口が7000万人以上と、アラブ諸国で最も多い
・教育水準が(他のアラブ諸国に比べ)高い
・国内に働き口が十分になく、賃金も安い
 …などが挙げられます。

まずは人口ですが、前述のようにエジプトは7000万人以上。
これに対し、サウジは千数百万人、イラクでも2000万人あまりで、クウェートなどはケタが一つ違って200万人以下のはずです。
教育面ですが、カイロにある「アズハル大学」は、約1,000年の歴史を誇り、「世界最古の大学」とも言われています。また、イギリスの統治を受けていた時代もあり、アラブの中では高い教育水準を誇っています。
また、エジプト国内では、人口が多いこともあって、職を見つけるのが難しいのに比べ、湾岸諸国では、オイルマネーがあることに加え、自国民だけでは人材が不足していることなどから、外国人労働者を多く雇っています。
メードなどにフィリピン人を雇っていたりしますが、教師や技術職などアラビア語が必要な職場には、エジプト人やパレスチナ人が多いといういことです。


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