「みずほ」と「さくら」 ~私の「鉄っちゃん」歴(2)~ [旅行・乗り物]
2/5の「私の鉄っちゃん歴(1)」の続きです。
東京の大学に入学する前、1年前(高校2年から3年になるとき)の春休みに、「受験の下見」と称して東京に旅行しました。上京の際に使った列車は寝台特急「みずほ」です。
当時、長崎と東京を結ぶ寝台特急は「さくら」と「みずほ」がありましたが、「さくら」の方が人気があったようで、「みずほ」の方が寝台特急券を取りやすかったようです。
(やはり、「さくら」の方が長崎発着の編成にA寝台と食堂車が連結されていて「メイン」の感じがするのに対し、「みずほ」は熊本行きが「メイン」であるため、みんな「さくら」に乗りたがったのではないでしょうか。)
上京するのは初めてでしたので、東京に近づいて国鉄の電車を見るのも珍しいという「おのぼりさん」状態でした。それまで、長崎地区のディーゼルカーしか見たことがなかったので、色とりどりの「国電」も、私にとっては「初体験」だったわけです。
東京駅到着後は、中央線へ乗り換え。画家をやっていたいとこが阿佐ヶ谷に住んでいたので、泊めてもらいました。
さらに、受験直前の年末に、「模擬試験を受ける」という名目でまた上京しました。
「模試」とセミナー終了後、ルートはよく覚えていませんが、大晦日の夜に大宰府に立ち寄って初詣をして、長崎行きの夜行普通列車で帰ったような気がします。
当時の「みずほ」「さくら」は、長崎を15時台から16時代に出発。鳥栖や肥前山口で熊本や佐世保から来る編成と連結して、東京を目指します。
駅弁を買ったり、食堂車で食事するのも大きな楽しみでした。
普通、鳥栖あたりで駅弁(「かしわめし」が好きでした)を買い、博多あたりまでに食べ終わると、係りの人が寝台をセットしに来ていました。
朝、静岡付近で食堂車に行き、富士山を見ながら朝食を食べるのもなかなかいいものでした。
ということで東京生活が始まり、夏休みや年末年始ごとに、東京と長崎を往復することになりました。
(続く)
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