「ニュースをみるとバカになる10の理由」 [読書]
▼前に読んだ本
*「ニュースをみるとバカになる10の理由」
ジョン・サマービル・著、林岳彦/立木勝・訳、PHP研究所
だいぶ前に読んだ本です。
ニュースの現場で働いている私にとっては、天につばするような話ですが、大変「ためになる」本でした。
紹介されている「10の理由」とは
・ニュースに出ていることはすべて現実だと思い込む。
・毎日新しいことが起きていると信じ込む
・ニュースをみれば事情通になれると思い込む
・国家はニュースにあわせて運営されていると考える
・政治ショーを政治だと思い込む
・ニュースで報じられたことが歴史だと信じる
・科学が常に新発見をしていると信じる
・世の中を数字だけで判断できると考える
・ニュースをみれば道徳的になれると信じる
・ニュースを知的文化だと思い込む
…ということになります。
今の社会、「買い手、消費者」の立場からの視点を持たない企業は立ち行かなくなることが多いわけですが、最も「考えていない」のは役所(公務員)だと思います。
次にそうした傾向が強いのは、規制などで守られている金融やメディアなどの業界ではないでしょうか。
テレビは電波の免許という規制により、新規参入が難しいですし、新聞は発行は自由ですが、日本語という障壁により守られています。
上記の「10の理由」も、そうした「保護されていること」「消費者の立場にたっていないこと」の現れであるように思います。
2006-02-23 06:47
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