「テレビ政治」 [読書]
▼読み終わった本
*「テレビ政治 国会報道からTVタックルまで」
星浩、逢坂巌・著、朝日選書
筆者は、朝日新聞の政治記者と東大大学院の助手の人です。
よくまとまった本ではあると思います。
ただ、テレビと政治の関わりについては、テレビの外側からの「分析」と「批判」に終始している感じを受けました。
本の最後には一応「提言」なるものがなされています。
その「提言」は「中身の充実」「討論性の重視」「『自己検証』の強化」「国際性」となっています。
現実的にはあまり意味がある提言とも思えませんが、こうしたことを考えるのは決して無駄ではないと思います。
まあ、いずれにしても、しょせんテレビを外側から見ている人の「論文」という感じです。
意見を聞いたテレビ関係者として、第一に田原総一郎氏が挙げてあるというのもどうなんでしょうか?
ところで、これの本に関連するということで、業務上の必要性もあり、下記の本を買いました。
▽購入した本
*「メディア社会-現代を読み解く視点」
佐藤卓己・著、岩波新書1022
これも早めに読もうと思います。
コメント 0