「中国を取るアメリカ 見捨てられる日本」 [読書]
▼読み終わった本
*「中国を取るアメリカ 見捨てられる日本」
矢部武・著、光文社ペーパーバックス
中国を取るアメリカ 見捨てられる日本 China’s Century Is Coming, and Japan will Be Orphaned
- 作者: 矢部 武
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/05/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
「何だかなぁ」という本でした。
内容については、あまり”論評”する気にもならないので一言だけ。
「私は左翼思想 leftist ideology の支持者でもないし、シンパでもない。あくまでニュートラルな立場でこの本を書いている」ということですが、私には「日本否定、中国寄り」にしか思えませんでした。
内容よりも「何だかなぁ」と思ったのは、この本の体裁やスタイルです。
「光文社ペーパーバックスには、次のような大きな4つの特徴があります。」ということですが、その4番目に「英語(あるいは他の外国語)混じりの『4重表記』」というのがあります。
いわく「これまでの日本語は、世界でも類を見ない『3重表記』(ひらがな、カタカナ、漢字)の言葉でした。この特性を生かして、本書では、英語(あるいは他の外国語)をそのまま取り入れた『4重表記』(で書かれています。)」とのこと。
本文を読むと、「内外の混乱 disorder や経済的損失 economic loss を最小限 minimizeにおさえながら、中国を民主化させるためにはどうすればよいのか。」とか、「中国人なら、冷静 calmly に競争相手 competitor の様子を探りつつ、チャンスと見るや一気に攻勢に打って出るだろう。」などといった、意味不明な英語併記ばかり。
まあ、こんな単語も知らない人には勉強になるのかもしれませんが、読み進めるのに邪魔で仕方がありませんでした。
▽購入した本
*「テレビ標本箱」
小田嶋隆・著、中公新書ラクレ
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