「テレビ標本箱」 [読書]
▼読み終わった本
*「テレビ標本箱」
小田嶋隆・著、中公新書ラクレ
週刊誌の連載をまとめたものだそうです。
「消しゴム版画家」で、鋭いテレビ批評で知られた故・ナンシー関さんを意識しているということですが、”業界”で働くものとしては、参考になる「批評」もありました。
いちばん印象に残ったのは、「テレビのバラエティー番組で、出演者たちが笑うとき、なぜ両手で拍手するのか」という疑問(指摘)でした。
著書によると、これはもともと、放送作家の高田文夫氏が始めたとのこと。
「バウバウ」と名づけた”芸”だったそうです。
いまや、バラエティー番組では、誰かが面白い話をしたときに、それを褒めつつ笑う時の「お約束」になっているわけですが、私も常々「いかがなものか」と思っていたので、思わず膝を打つ話でした。
▽購入した本
*「バカの壁」
養老孟司・著、新潮新書
前も書きましたが、ひねくれ者なので、「超ベストセラー」は買わないことが多く、この本も読んでませんでした。
先日、古本屋で50円で売っていたので、旅行中にでも読もうと思い、買いました。
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