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N響アワー「吹奏楽のススメ」 [音楽・楽器]

きのうのNHK教育テレビ「N響アワー」は「吹奏楽のススメ」と題する放送でした。

曲目は以下の通り。
1)行進曲「海を越えた握手」( スーザ作曲 )

2)「アルメニアン・ダンス パート1」 ( A.リード作曲 )

3)組曲「展覧会の絵」( ムソルグスキー作曲 /ラヴェル編曲 ) から
   「古い城」「ブイドロ(ポーランドの牛車)」

4)交響詩「ローマの松」 ( レスピーギ作曲 )

1)「海を越えた握手」はまあ妥当な選曲でしょうが、スーザのマーチの中ではそんなに知名度が高い方でもないような気がします。

2)「アルメニアン・ダンス」は、吹奏楽では大変有名で、「名曲」とされていますが、私が高校を卒業して以降の曲なので、演奏したことがありません。

3)「展覧会の絵」ですが、アルトサックスとユーフォニアムを紹介するためということでしたが、吹奏楽版もあるはず。(演奏したことがあります。)

4)「ローマの松」も、吹奏楽版でやった欲しかったところです。
(バンダはステージ上で吹いてました。フリューゲルホーンやユーフォニアムがいましたが、あんな編成でしたっけ…?)

ところで、「N響アワー」のウェブサイトを見ると、以下のような「お詫び」が載っています。
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お詫び

4月9日まで本欄に掲載されておりました「N響アワー」の4月15日放送予定分の文面につきまして、配慮が足らず、多くの皆様にご不快を感じさせてしまい申し訳ありませんでした。つつしんでお詫び申し上げます。
企画としては、吹奏楽奏者・愛好家の皆さんを見下すような意図は全くなく、むしろ、吹奏楽の素晴らしさを、この4月から吹奏楽や楽器に初めて触れた学生さんたちにアピールしようというものです。吹奏楽ファンが少しでも増えれば、優れたプレーヤーが増え、更にはオーケストラも共に発展して行けるのではという意図で企画いたしました。去年8月にN響の「ほっとコンサート」でN響の吹奏楽を取り上げたところ、お客様からも、N響の楽員からも、N響の吹奏楽をもっと企画して欲しい、という声が 多く寄せられたことにも呼応しております。「吹奏楽は、皆との合奏から入れるので、 本当に楽しい!」という考え方で番組を制作しております。どうぞご覧下さい。
今後とも、NHKの音楽番組をどうぞよろしくお願いいたします。
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そういわれると、「4月9日まで載っていた文章」が気になります。
某掲示板を見ると、以下のような書き込みを見つけました。

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吹奏楽はこれを聴け

新年度4月は吹奏楽少年や少女がどっと増える季節。
それまで音楽の「お」の字もなかったのに、急に異性の目を気にして楽器に手を出したり、バイオリンのおけいこを一生懸命やってきたけど吹奏楽にはなかったから仕方なくクラリネットにした、などという吹奏楽部員がいっせいに誕生するのである。
動機はともあれ、そんな中から一流の演奏家が生まれているのもまた事実。
少年少女にとって吹奏楽は、クラシック音楽にふれる最初の機会となっているのである。
そんなクラシックビギナーに、吹奏楽のみならずオーケストラの演奏に親しんでもらおうというのが今回の企画。
吹奏楽コンクールの課題曲を2曲書いており、その演奏についても独自の見解をもっている 池辺晋一郎氏の解説でお送りする"吹奏楽に役立つ"N響アワーである。

そもそも吹奏楽ってどんな音楽?その歴史や魅力などのミニ講座。
吹奏楽で演奏される曲は、いまやオーケストラ曲の編曲ものがほとんど。
それも管楽器が多彩かつ技巧が要求されるフランス、イタリアものが圧倒的に多い。
本来の管弦楽による演奏を聴き、木管楽器のアンサンブルの妙や美しい響きのバランスなどを探る。
吹奏楽ではよく演奏するのに、本来の管弦楽ではあまり演奏しないという曲がある。
本来を聴かずして吹奏楽で演奏するなかれ。
この企画でなければ放送出来ない貴重な映像(演奏) をお送りする。
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確かに、小バカにしたような文章ではあるかもしれません。
「ちゃんと(幼いころから)先生について学習するのが正しい楽器の学び方だ」とでも言わんばかりのような気もします。

ちなみに、私は、これまで「私の楽器遍歴」に書いてきたように、オルガン(notピアノ)やギターを習う一方で、吹奏楽部に6年間所属し、オーケストラでもロックバンドでも演奏するという、とても「正統派」とは言いがたい経歴を持っているので、きちんと音楽教育を受けた人は、何となく反発を感じる一方で、うらやましくもあり、複雑な気持ちです。


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