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「翻訳者はウソをつく!」 [読書]

▼読み終わった本
「翻訳者はウソをつく!」
福光潤・著、青春新書INTELLIGENCE

翻訳者はウソをつく!

翻訳者はウソをつく!

  • 作者: 福光 潤
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2007/10/02
  • メディア: 新書

【帯紹介】
************************************

えっ、エジソンの名言
「天才は99%の努力…」は
誤訳だった!?

迷訳、珍訳、誤訳のウラに深~いワケあり。
古典的名作からスラング、最新IT用語まで、
驚きの翻訳ウラ事情
************************************

ちなみに、紹介されているエジソンの”名言”は次の通り。
"Genius is one per cent inspiration and ninety-nine per cent perspiration."

これをどう訳すのが適切かは、本を読んでください。

私自身、以前仕事で翻訳する場面がたくさんありましたし、現在でもいろんなところで翻訳・通訳をする状況に置かれています。

そうした体験からも、現代の翻訳者は苦労が多いのではないかと思いました。

ネット時代以前は、今読んでいる翻訳書や、日本の新聞が転電したの外国の記事について、原文を見ることは相当困難だったわけですが、最近はネットにアップされていて非常に簡単に見られることが珍しくありません。

私自身、2~3年前に、日本の某通信社が流したニューヨーク・タイムズの記事の翻訳におかしな点があることに気づき、原文をネットで見たうえ、間違い指摘の電話をその通信社にかけたことがあります。

また、「原文寄り」の翻訳がいいのか、「(日本人の)読者寄り」がいいのか、は永遠の課題ではなかろうかと思いました。

翻訳まで行かなくとも、外来語をカタカナ表記するだけでも、いろんな考え方があります。
"unbelievable"(信じられな~い!)を「アンビリーバブル」とするべきか、「アンビリバボー」の方がいいのかは、一概には決められないだろうと常々思っているところです。

▽購入した本
*「虚像に囚われた政治家 小沢一郎の真実」
平野貞夫・著、講談社+α文庫

虚像に囚われた政治家 小沢一郎の真実 (講談社+α文庫 (G143-2))

虚像に囚われた政治家 小沢一郎の真実 (講談社+α文庫 (G143-2))

  • 作者: 平野 貞夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/10/19
  • メディア: 文庫

会社内にある書店で思わず手が伸びました。


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コメント 2

タイトル英語の福光潤

『翻訳者はウソをつく!』著者の福光です。
Lionbassさん、レビューをしてくださり、どうもありがとうございます!
書き手よりか、読み手よりか…、まさに永遠の課題であり、本書のテーマであります!
明けぬ夜はないといいますが、〆切前の夜は永遠に明けないでほしいと願ったりします(笑)。
では、また見に来ますね♪
これからもどうぞ宜しくデス!!
by タイトル英語の福光潤 (2007-11-12 04:10) 

Lionbass

福光さま
書き込みありがとうございます。
ご著書、非常に興味深く読ませていただきました。
拙いブログではありますが、よろしければ今後ともアクセスください。
ありがとうございました。
by Lionbass (2007-11-12 09:25) 

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