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北京オリンピックで思ったこと [メディア・ニュース・国際情勢]

「鳥の巣」という話を書いてから早くも半月。

北京オリンピックが閉幕しました。

今回のオリンピックで、多くの人が思ったのは、「中国がいかに外面(そとづら)をよく見せようとするか」ということではないでしょうか。

前回書いたように、「よそ者には悪い所は見せないようにする」というのは、ある意味「客に対する礼儀」という面があると思います。
日本人も、こうした中国の考え方の影響をある程度受けているとは思います。

しかし、これが行き過ぎると、中国や北朝鮮のように、「首都は外国人に見せる『表の顔』」と考え、北京や平壌(ピョンヤン)のように巨大建造物を建てる、ということになるのだろうと思います。
また、中国では十年ほど前まで、「外国人が訪れていい地域と、外国人の訪問が認められない地域」というのがありましたが、これも同じ考えではないでしょうか。

そういえば、日本でも、何十年か前までは、「外国人は東京や横浜、神戸にいるもの」であり、観光地ではない地方都市で外国人(特に白人)を見かけると「どうしてこんな田舎に…」と考えたものでした。

(写真がないので、前回と同じおととし11月撮影の建設中の「鳥の巣」を載せておきます。)
IMG_0893鳥の巣.JPG
IMG_0895鳥の巣.JPG

さて、以前「陸上競技大会に出場=私のスポーツ歴(2)」という話を書きましたが、オリンピックの男子400mリレー銅メダルの場面を見て、自分の体験を少し思い出しました。

また、シンクロナイズド・スイミングのチームで、演技終了後に気を失った選手がいたというのを聞いて、神戸で記者をやっていたとき、シンクロの取材をしたことを思い出しました。

シンクロの選手は、浮力を得るために皮下脂肪を付けなければならないそうで、そのために、牛乳を1日に2-3リットル飲むのだとか。
そうして、がっちりした体格で、体力もある選手たちが、演技が終わるとプールサイドで”息も絶え絶え”になっていたのが今でも印象に残っています。
ちなみに、取材したのがどんな大会だったか忘れましたが、当時のトップ選手である元好三和子選手が出ていたと思います。


それにしても、今回のオリンピックでいろいろ言いたくなるのは、野球日本代表の負けっぷり。

「けが人が多い」とか、いろんなメディアでいろんな敗因が語られていますが、「なるほど」と思った点いくつか…。
・星野監督は「情」や「思い」が強い指揮官であり、チームをまとめ上げて行く力はともかくとして、短期決戦には向いていない。
・捕手(キャッチャー)3人は多すぎ。2人にして投手を増やすべきだった。
・左の強打者がいなかった。ずっと出場した選手で左打者は稲葉と青木だけ。松中、金本、小笠原クラスの選手が必要だった。さらにいえば、松井秀喜、福留などが大リーグに流出したのは痛い。
・本職の外野手が3人しかいなかった。4人目は本来内野手の森野で、同じく荒木にもレフトを守らせたりしていた。G.G.佐藤を代えようにも代わりがいなかった。



それにしても、始まる前は「今回のオリンピックは雰囲気が盛り上がりませんね。中国がチベット問題や大気汚染、食の安全など問題を抱えているからではないでしょうか」などと言っていた人が、「やはりオリンピックを見ると愛国心が湧きますね」などと変節している場合が多いようです。
恐らく、大会後の「盛り上がった」記憶が残っていて、始まる前の雰囲気と比較してしまっているのではないでしょうか。
そりゃ、盛り上がっていないように見えるのは当たり前でしょう。(笑)

<以下追記>
それにしても、毎回思うのは、「日本が絡まない試合・競技も見たい」ということ。
私はNBAフリークなので、バスケットボールの試合、特にアメリカチームが出場するものは、全部見たいと思っています。
今回、さすがに準決勝と決勝は見ることが出来ましたが、予選リーグの試合もできれば見たかったところ。
そういえば、1992年バルセロナ・オリンピックの「初代ドリームチーム」は、試合を一度も見たことがありません。

ほかにも、サッカーなどは全試合見たい人が多いのではないでしょうか。
(これも準決勝、決勝は放送してましたが…。)
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