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大晦日の演奏会三昧 [音楽・楽器]

年末年始は、テレビで演奏会がよく放送されるので、もっぱらテレビの前で音楽鑑賞するのが例年のパターンです。

例えば3年前の元日は「BPO、VPO、女子十二楽坊」という話を書いてました。


そして、今回の年末年始、まずはおとといの大晦日ですが、3つの演奏会を見ました。

1)NHK交響楽団「第九」演奏会
ベートーベン作曲「交響曲第9番ニ短調“合唱つき”」
指揮:レナード・スラットキン
ソプラノ:横山恵子
メゾソプラノ:加納悦子
テノール:ウォルター・プランテ
バリトン:甲斐栄次郎
合唱:国立音楽大学合唱団


レナード・スラットキンは、セントルイス交響楽団の指揮者として、名前は知っていましたが、顔を見たのは初めてかも知れません。
指揮は非常に見やすくて、演奏も堅実だったと思います。
ただ、テノールのウォルター・プランテが調子が悪かったようで、高い音をオクターブ下げて歌っていたり、独唱の4重唱でずれていたりと、いただけない部分もありました。

2)東急ジルベスターコンサート
指揮:井上道義
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:小曽根真
ヴァイオリン:古澤巌
ソプラノ:森麻季
バレエ:上野水香・高岸直樹

ガーシュイン:「ラプソディー・イン・ブルー」
ヘンデル:「オンブラ・マイ・フ」
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」から「ロシアの踊り」
サラサーテ:「ツィゴイネルワイゼン」
ショスタコーヴィチ:「ジャズ組曲」より「ワルツ第2番」


この演奏会は、カウントダウンに合わせて曲を演奏し、午前0時ちょうどに曲が終わる、という趣向を毎年やっているわけですが、今回の曲は「ラプソディー・イン・ブルー」でした。
ところが、残り10くらいの時点で、どう見ても時間内に終わりそうもない感じ。
結局、午前0時ちょうどにクラッカーみたいに音とともに紙が降ってきて、無理矢理終わらせた感じでした。
いつもはオケの曲が多いようですが、今回の「ラプソディー・イン・ブルー」はピアノソロの部分が多いので、そこでずれたのではないでしょうか…。

2~3秒早く終わろうが新年にずれこもうが、どうでもいいとは思うのですが…。

3)ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート2008
指揮:サイモン・ラトル
ソプラノ:ポーリーン・マラファーネ
バリトン:トーマス・クヴァストホフ

ガーシュウィン:「キューバ序曲」
バーバー:「弦楽のためのアダージョ」
コープランド:「アメリカの古い歌」
アダムズ:「高速機械で早乗り」
ガーシュウィン:「歌劇“ポーギーとベス”から“サマータイム”」
        「同“ベスよ お前はおれのもの”」
ガーシュウィン:「パリのアメリカ人」


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正確には、日本時間の元日未明の放送。
録画して元日の朝見ました。

すべてアメリカの作曲家の作品というプログラム。
バーバーと「パリのアメリカ人」以外は初めて聞きました。
オケのメンバーは楽しんでいるように見えなくもありませんでしたが、果たしてどうなのでしょう。

トランペットは「ドイツ式」のロータリーの楽器を使っているわけですが、これでジャズっぽいフレーズを吹くのはなかなか見られない光景かもしれません。
そういえば、ピッコロトランペットが出てくる曲があって、これはピストン式の楽器を使っていました。

コンサートマスターは安永徹さん。
まだ出演されているんですね。

演奏終了後、コントラバスのシュトール氏と別の楽器の1人が、ステージの前に呼び出されて拍手を受けていました。
2008年で定年とのことで、労をねぎらう意味で紹介されていたようです。
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