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「日本は原子爆弾をつくれるのか」 [読書]

▼読み終わった本
*「日本は原子爆弾をつくれるのか」
山田克哉・著、PHP新書


日本は原子爆弾をつくれるのか (PHP新書)

日本は原子爆弾をつくれるのか (PHP新書)

  • 作者: 山田 克哉
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/01/16
  • メディア: 新書


【帯紹介】
**********************

発射まで
何年かかるのか?

原子物理学者が
原爆のしくみとつくり方を
わかりやすく解説!
*********************


原爆の「基礎」について、分かりやすく説明していて、これまで持っていた疑問が大幅に解消されました。

実は、小学生のころ、自宅に百科事典がやってきたのですが、核兵器や原子物理学に関する項目を読みあさった覚えがあります。
長崎生まれで、小中学校の夏休み、8月9日が「登校日」になっていて、必ず原爆に関する”授業”があった関係で、自然と興味を持ったのだと思います。

なので、核兵器や原子力に関する基礎的な知識はあることはあるのですが、この本を読んで、いままで理解していなかったことが、改めてきちんと認識できました。

例えば、広島に落された原爆は、ウラン235を使っていて「ガンバレル型」という方式なのに対し、長崎のものはプルトニウム239使用の「爆縮型」でした。
プルトニウム使用の原爆は「ガンバレル型」にはできない、というのは聞いたことがあったのですが、その理由は今回、やっと分かりました。
(原子量239以外のアイソトープ=同位元素の存在があるため)

そして、「日本は原子爆弾をつくれるのか」「発射まで何年かかるのか?」という疑問ですが、技術的側面についての答えは本を読んでもらうとして、政治・外交的には、IAEA(国際原子力機関I)を脱退し、国際的な孤立の道を選択しない限り無理だということになります。
貿易によって経済が成り立っている日本の立場を考えれば、これは実質上不可能だと考えるのが妥当だと思います。



▽購入した本
*「古事記の真実」
長部日出雄・著、文春新書


「古事記」の真実

「古事記」の真実

  • 作者: 長部 日出雄
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/08
  • メディア: 新書



▽購入した本
*「早わかりサブプライム不況 『100年に一度』の金融危機の構造と実相」
中空麻奈・著、朝日新書


早わかりサブプライム不況 「100年に一度」の金融危機の構造と実相

早わかりサブプライム不況 「100年に一度」の金融危機の構造と実相

  • 作者: 中空 麻奈
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/01/13
  • メディア: 新書



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