「ベートーヴェンの音符たち」

▼読み終わった本
＊「ベートーヴェンの音符たち　池辺晋一郎の『新ベートーヴェン考』」
池辺晋一郎・著、音楽之友社

ベートーヴェンの音符たち 池辺晋一郎の「新ベートーヴェン考」

• 作者: 池辺 晋一郎
• 出版社/メーカー: 音楽之友社
• 発売日: 2008/09/13
• メディア: 単行本

【帯紹介】
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言うまでもないことをあえて言いますが、
ベートーヴェンは
やはりフツウじゃない作曲家なのです
現代の人気作曲家・池辺晋一郎が、
恐れをかなぐり捨て、世紀の巨匠に挑む。
その結論は？
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著者の池辺晋一郎氏は、N響アワーなどでおなじみ（3月で降板だそうですが…）。
先日大阪まで聴きに行った「頑張れ！センチュリーコンサート」にもゲスト出演されてました。

元々は、某月刊誌に連載していたものだそうです。
以前、「モーツァルト編」と「ブラームス編」も読んだことがあります。

モーツァルトの音符たち―池辺晋一郎の「新モーツァルト考」

• 作者: 池辺 晋一郎
• 出版社/メーカー: 音楽之友社
• 発売日: 2002/05/01
• メディア: 単行本

ブラームスの音符たち―池辺晋一郎の「新ブラームス考」

• 作者: 池辺 晋一郎
• 出版社/メーカー: 音楽之友社
• 発売日: 2005/01/01
• メディア: 単行本

「はじめに」の部分に書いてあるこのシリーズの「コンセプト」は以下のように書かれています。
「いつ、どのような状況で、あるいはなにゆえに書いたか、などということにはできるだけ触れず、音符からのアプローチを専らとする。それも学者的方法やこむずかしそうな『アナリーゼ（分析）』は避ける。名曲の楽譜に並んだ音符たちの、いわば『行間』から裏側をのぞき、そこからオッと思える芽を見つけ、摘み取り、いじくりまわしてみる。そして、これこそ僕にとっては最も大切な点なのだが、すべてを作曲家の立場でやる、ということ。」

ベートーベンは、モーツァルト、マーラーと並んで好きな作曲家の3本の指に入るので、とても面白く読みました。
ただ、ピアノソナタや弦楽四重奏曲など、コントラバス弾きにとっては、「守備範囲外」の曲もあり、あらためて楽譜を見たいと思いました。

ちなみに、「ベートーヴェン」「ベートーベン」と両方の表記が入り混じってますが、深い意味はありません。
「ベートーヴェン」はこの本の書名ですので、それを尊重。
それ以外は「ベートーベン」としています。

▽購入した本
＊「真実のビートルズ・サウンド」
川瀬泰雄・著、蔭山敬吾・編、学研新書

真実のビートルズ・サウンド

• 作者: 川瀬 泰雄
• 出版社/メーカー: 学習研究社
• 発売日: 2008/11
• メディア: 新書

タグ：ベートーヴェン 池辺晋一郎