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「日本の15大財閥」 [読書]

▼読み終わった本
*「日本の15大財閥―現代企業のルーツをひもとく」
菊地浩之・著、平凡社新書


日本の15大財閥―現代企業のルーツをひもとく

日本の15大財閥―現代企業のルーツをひもとく

  • 作者: 菊地 浩之
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2009/02/13
  • メディア: 新書


【帯紹介】
******************************
IHI、旭硝子、朝日生命保険、王子製紙、川崎重工業、キリンビール、神戸製鋼所、
JFEホールディングス、商船三井、新日鉱ホールディングス、住友商事、双日
損保ジャパン、大成建設、東レ、ニコン、日産自動車、ニッスイ、ニッセイ同和損害保険
日本郵船、野村證券、富士通、日立製作所、ホテルオークラ、丸紅、みずほ銀行
三井住友銀行、三井物産、三菱商事、三菱東京UFJ銀行……。

あなたの会社はどの系列!?
ビジネスマン、就活中の学生にも役立つ1冊!
******************************

なかなか分かりやすくて、面白い本でした。
取り上げられている”財閥”は以下の15。
「三菱財閥・三菱グループ」
「住友財閥・住友グループ」
「三井財閥・三井グループ」
「安田財閥・芙蓉グループ」
「浅野財閥」
「大倉財閥」
「渋沢財閥・第一勧業銀行グループ」
「古河財閥・古河グループ」
「薩州財閥・川崎グループ」
「川崎金融財閥」
「山口財閥・三和グループ」
「鴻池財閥」
「野村財閥」
「旧鈴木財閥」
「日産コンツェルン・春光(日産・日立)グループ」


三菱、住友、三井の歴史とか、鈴木商店が云々などという話は、断片的に聞いたことはありましたが、ここまで体系的に整理されている本は、初めてでした。

多くの”財閥”が明治時代、あるいはそれ以前の江戸時代に興っているわけですが、明治前期には国の発展とともに、政府といかに関係を作るかが、発展を左右した部分もあるようです。
また、いくつかの戦争や好況・不況、それに大恐慌などがさまざまな企業に与えた影響も、興味深い点でした。

面白いと思ったのは、その”財閥”の「継承」の仕方。
昔は、親戚の子供を養子にするのが珍しくなかったのでしょうし、出来のいい使用人を娘と結婚させて跡を継がせる、などというのは現代でも行われているのでしょう。
地位や財産があると、こうした「継承」は大問題でしょうから、いろんな苦労があったことが分かりました。
また、「実の息子は、芸術や学問の世界に進み、後を継がなかった」という例も何件も紹介されていて、「そういう生きかたもあるよな」と思ってしまいました。


▽購入した本
*「政治家失格―なぜ日本の政治はダメなのか」
田崎史郎・著、文春新書


政治家失格―なぜ日本の政治はダメなのか

政治家失格―なぜ日本の政治はダメなのか

  • 作者: 田崎 史郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 新書



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コメント 2

たーとる

こんにちは。

財閥の本、面白そうですね。ぜひ一度読んでみたいと思います。
by たーとる (2009-05-01 21:49) 

Lionbass

たーとるさま
コメントありがとうございます。
「乱読」なので、面白くない本を選んでしまうことも多いのですが、この本はまあまあお勧めだと思いました。
by Lionbass (2009-05-06 11:06) 

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