「『知の衰退』からいかに脱出するか」 [読書]
▼読み終わった本
*「『知の衰退』からいかに脱出するか」
大前研一・著、光文社
【帯紹介】
******************************
”バカっぽい現象”をテキストにして
「考える力」を取り戻せ!
金融危機で「集団IQ」が高い国のアドバンテージが消滅したいま、
これまで「負け組」に甘んじていた国は大チャンスを迎えている。
それなのに……
漢字が読めない総理、ネットで答えが見つからないとあきらめる若者
金融リテラシーが低いことを気にもとめない大人、
おバカキャラで視聴率を稼ぐテレビ——とにかく考えない日本人
これで、危機は乗り切れるのか?
「21世紀の教養」を身につけ、
知力を尽くして生き残れ!!
******************************
【帯(裏表紙側)紹介】
******************************
あなたは「低IQ社会」の一員に甘んじていないか
□書店で手にするのは「やさしくて・すぐに役立ちそうな」本ばかりだ。
□金融危機が起こったので、「世界で運用する」などもってのほかだ。
□2005年総選挙では自民党に投票し、2007年参院選では民主党に投票した。
いずれも自分が投票した党が大勝したので、自分の1票は無駄にならなかった。
□ネット検索ではとにかくどれだけの情報量を集めることができるかが勝負。
情報を咀嚼することはさほど重要ではない。
□何か難しい問題に直面すると「地頭が悪いから仕方ない」と、ついあきらめてしまう。
3つ以上チェックが入ったら要注意!
******************************
著者・大前氏は、言わずと知れたマッキンゼーの元東京支社長で、多数の著作を著すとともに、さまざまな提言を行い、教育にも力を入れている人物。
今まで、あまり本は読んだことがなかったのですが、この本は、「バカっぽい現象」とか「21世紀の教養」などという言葉に惹かれて買ってみました。
読んだ感想は、なかなかいいことが書いてあるな、という感じでした。
上記の紹介部分でも分かると思いますが、「いかに日本人が(集団として)バカになっているか」を説明・警告し、この状況を打破するにはどうすべきなのか、一生懸命説いている、という印象を受けました。
また、最後に「21世紀の教養」について語っていますが、非常に考えさせられました。
従来「教養」と考えられた「古典」や「伝統的な教養」ではなく、「地球市民として何ができるか」を語れる「知識」「見識」「経験」が必要だ、と著者は説いています。
それに「サイバー世界の最先端の動きを知っているか?」も問われる、と筆者は説明しています。
そして、「世界のリーダーたちが古典的教養から遠ざかるようになったのは、知識としての教養が意味を持たなくなったからである」「その意味からも、日本の知識偏重教育、つまり『知っているかいないか』を競うことは、やはりまったくのムダと言うしかない」とも…。
この本の後に別の「教養」についての本を読んだので、さらに考えさせられました。
▽購入した本
*「新説 東京地下要塞―隠された巨大地下ネットワークの真実」
秋庭俊・著、講談社+α文庫
*「『知の衰退』からいかに脱出するか」
大前研一・著、光文社
【帯紹介】
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”バカっぽい現象”をテキストにして
「考える力」を取り戻せ!
金融危機で「集団IQ」が高い国のアドバンテージが消滅したいま、
これまで「負け組」に甘んじていた国は大チャンスを迎えている。
それなのに……
漢字が読めない総理、ネットで答えが見つからないとあきらめる若者
金融リテラシーが低いことを気にもとめない大人、
おバカキャラで視聴率を稼ぐテレビ——とにかく考えない日本人
これで、危機は乗り切れるのか?
「21世紀の教養」を身につけ、
知力を尽くして生き残れ!!
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【帯(裏表紙側)紹介】
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あなたは「低IQ社会」の一員に甘んじていないか
□書店で手にするのは「やさしくて・すぐに役立ちそうな」本ばかりだ。
□金融危機が起こったので、「世界で運用する」などもってのほかだ。
□2005年総選挙では自民党に投票し、2007年参院選では民主党に投票した。
いずれも自分が投票した党が大勝したので、自分の1票は無駄にならなかった。
□ネット検索ではとにかくどれだけの情報量を集めることができるかが勝負。
情報を咀嚼することはさほど重要ではない。
□何か難しい問題に直面すると「地頭が悪いから仕方ない」と、ついあきらめてしまう。
3つ以上チェックが入ったら要注意!
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著者・大前氏は、言わずと知れたマッキンゼーの元東京支社長で、多数の著作を著すとともに、さまざまな提言を行い、教育にも力を入れている人物。
今まで、あまり本は読んだことがなかったのですが、この本は、「バカっぽい現象」とか「21世紀の教養」などという言葉に惹かれて買ってみました。
読んだ感想は、なかなかいいことが書いてあるな、という感じでした。
上記の紹介部分でも分かると思いますが、「いかに日本人が(集団として)バカになっているか」を説明・警告し、この状況を打破するにはどうすべきなのか、一生懸命説いている、という印象を受けました。
また、最後に「21世紀の教養」について語っていますが、非常に考えさせられました。
従来「教養」と考えられた「古典」や「伝統的な教養」ではなく、「地球市民として何ができるか」を語れる「知識」「見識」「経験」が必要だ、と著者は説いています。
それに「サイバー世界の最先端の動きを知っているか?」も問われる、と筆者は説明しています。
そして、「世界のリーダーたちが古典的教養から遠ざかるようになったのは、知識としての教養が意味を持たなくなったからである」「その意味からも、日本の知識偏重教育、つまり『知っているかいないか』を競うことは、やはりまったくのムダと言うしかない」とも…。
この本の後に別の「教養」についての本を読んだので、さらに考えさせられました。
▽購入した本
*「新説 東京地下要塞―隠された巨大地下ネットワークの真実」
秋庭俊・著、講談社+α文庫
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