「2011年 新聞・テレビ消滅」 [読書]
▼読み終わった本
*「2011年 新聞・テレビ消滅」
佐々木俊尚・著、文春新書
【帯紹介】
******************************
ビジネスモデル
は崩壊した
米国ではNYタイムズでさえ倒産寸前。
同じ事が日本でも必ず起きる
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【帯(裏表紙側)紹介】
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「2008年からアメリカで始まった新聞業界の地滑り的な崩壊は、3年遅れの2011年、日本でも起きる。
そしてこの2011年は、テレビ業界にとっては2つの大きなターニングポイントの年である。
アナログ波の停波による完全地デジ化と、情報通信法の施行だ。
この二つの転回点によって、テレビはこれまでの垂直統合モデルをはぎ取られ、電波利権はなんの意味も持たなくなり、劇的な業界構造転換の波へとさらされることになるだろう。
2011年は、新聞とテレビという二つのマスメディアにとっては墓碑銘を打ち立てられる年となる」——プロローグより
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この裏表紙に載っている本文プロローグの文章、日本語としてはちょっと変ですが、この本の言いたい内容を要約するとこうなると言っていいでしょう。
数カ月前、「新聞・TVが消える日」を読んだばかりですが、仕事柄、この種の本は「押さえて」おいた方がよいと思い、早速購読しました。
いわゆる『マス』メディアの未来が明るくないことは、さんざん議論されているので、ここで繰り返す必要はないと思います。
特にメディアの世界では「アメリカで起きたことは、数年後に日本でも起きる」というのも正しいでしょう。
ではインターネットが『マス』メディアにとって代わるのか、というと私にはまだ分かりません。
この本でも、メディアの「生き残り策」のヒントとして「ミドルメディア」というあり方に触れています。
この「ミドルメディア」とは、「マス」メディアと、「個」のメディア=通信(一対一での情報のやり取りという意味で)の中間にあたるものを指しています。
新聞やテレビのように100万人単位の人を相手にするのでも、通信(原則1対1)や少人数を相手にしたネット上の情報のやり取りでもない、専門的な情報を必要とする人向けの情報発信ということになります。
考えてみれば、印刷術が「発明」されるまでは、「同じ情報をたくさんの人に伝える」というのは、簡単ではなかったはずですし、「遠く離れた場所にいる人に時間差なしで情報を伝える」のも、電信や電話の発明までは難しかったはず。
そういった意味で、歴史上、人類はいろんな「メディアの発達・移り変わり」を経験してきたわけで、これからもいろんな動きがあるのはある意味当然なのかもしれません。
でも、インターネットの『次』はどうなるのでしょうか?
自分が行きている間に目にすることになるのでしょうか?
▽購入した本
*「秘密とウソと報道」
日垣隆・著、幻冬舎新書
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*「2011年 新聞・テレビ消滅」
佐々木俊尚・著、文春新書
【帯紹介】
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ビジネスモデル
は崩壊した
米国ではNYタイムズでさえ倒産寸前。
同じ事が日本でも必ず起きる
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【帯(裏表紙側)紹介】
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「2008年からアメリカで始まった新聞業界の地滑り的な崩壊は、3年遅れの2011年、日本でも起きる。
そしてこの2011年は、テレビ業界にとっては2つの大きなターニングポイントの年である。
アナログ波の停波による完全地デジ化と、情報通信法の施行だ。
この二つの転回点によって、テレビはこれまでの垂直統合モデルをはぎ取られ、電波利権はなんの意味も持たなくなり、劇的な業界構造転換の波へとさらされることになるだろう。
2011年は、新聞とテレビという二つのマスメディアにとっては墓碑銘を打ち立てられる年となる」——プロローグより
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この裏表紙に載っている本文プロローグの文章、日本語としてはちょっと変ですが、この本の言いたい内容を要約するとこうなると言っていいでしょう。
数カ月前、「新聞・TVが消える日」を読んだばかりですが、仕事柄、この種の本は「押さえて」おいた方がよいと思い、早速購読しました。
いわゆる『マス』メディアの未来が明るくないことは、さんざん議論されているので、ここで繰り返す必要はないと思います。
特にメディアの世界では「アメリカで起きたことは、数年後に日本でも起きる」というのも正しいでしょう。
ではインターネットが『マス』メディアにとって代わるのか、というと私にはまだ分かりません。
この本でも、メディアの「生き残り策」のヒントとして「ミドルメディア」というあり方に触れています。
この「ミドルメディア」とは、「マス」メディアと、「個」のメディア=通信(一対一での情報のやり取りという意味で)の中間にあたるものを指しています。
新聞やテレビのように100万人単位の人を相手にするのでも、通信(原則1対1)や少人数を相手にしたネット上の情報のやり取りでもない、専門的な情報を必要とする人向けの情報発信ということになります。
考えてみれば、印刷術が「発明」されるまでは、「同じ情報をたくさんの人に伝える」というのは、簡単ではなかったはずですし、「遠く離れた場所にいる人に時間差なしで情報を伝える」のも、電信や電話の発明までは難しかったはず。
そういった意味で、歴史上、人類はいろんな「メディアの発達・移り変わり」を経験してきたわけで、これからもいろんな動きがあるのはある意味当然なのかもしれません。
でも、インターネットの『次』はどうなるのでしょうか?
自分が行きている間に目にすることになるのでしょうか?
▽購入した本
*「秘密とウソと報道」
日垣隆・著、幻冬舎新書
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自分も新聞は取っていないで、iPhoneの産経新聞を読むだけ、
テレビも朝晩、ニュースをチラ見する程度、
ただ災害時のテレビの速報性とか、
特長を生かした生き残りは出来るはずと思います。
by manamana (2009-09-28 06:50)
本当にこの先どんな風に変わっていくのでしょうね~
でもテレビや新聞がなくなるということは、インターネットに頼りきりの私にも想像がつきません。
ポチ☆
by ぬれぴよこ (2009-09-28 21:47)
manamanaさま
「速報性」の面で、テレビ(放送)はネットと競合していると思います。
携帯電話やネットブックでウェブ上の情報もアクセスできますし…。
放送より先に新聞が危ないのでしょうが…。
by Lionbass (2009-10-02 23:08)
ぬれぴよこさま
「新聞がなくても困らない」という人はどんどん増えていて、「読んでいるのはお年寄りだけ」という方向に向かっているのかもしれません。
テレビもそのうち「若い人は見ない」メディアになるのかも…。
ぽち☆ありがとうございます。
by Lionbass (2009-10-02 23:09)