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「日本語という外国語」 [読書]

▼読み終わった本
*「日本語という外国語」
荒川洋平・著、講談社現代新書


日本語という外国語

日本語という外国語

  • 作者: 荒川 洋平
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/08/19
  • メディア: 新書

【帯紹介】
******************************
留学生に教えてわかった、意外なおもしろさ・難しさ

日本人のための
ニホンゴ再入門

******************************

目次は以下のような感じです。
第1章 日本語はどんな外国語か?
第2章 日本語の読み書きは難しい?
第3章 日本語の音はこう聞こえる
第4章 外国語として日本語文法を眺めてみると
第5章 日本語表現のゆたかさを考える
第6章 日本語教育の世界へ


「外国語として見ると、日本語はどのような言語か」という観点で書かれた本です。

「外国語としてみる」ということは、「子供のころに自然に話せるようになるのではなく、勉強して身につけるもの」「別の言語をすでに身につけていて、その知識を背景に勉強するもの」ということになると思います。

この本が指摘していることの中で、「なるほど」と思ったことの1つは、「日本語には正書法がない」という点。
例えば、「あとでこどもといっしょにいきます」という文を耳で聞いて、文字にすると「あとで子供といっしょに行きます」も「後で子どもと一緒に行きます」も可能で、いずれも正しい、ということになります。

また、文型の考え方については「名詞文」「形容詞文」「存在文」「動詞文」などに分けて教えること。
「品詞」についても、日本の学校文法とは違った分け方が使われていること。
「態」(受動態、能動態など)や「時制」(過去形、現在形)などの代わりに、「テンス」「ムード」「アスペクト」「ボイス」などの考え方が使われているとの話も、なかなか興味深いと思いました。

▽購入した本
*「ホントは知らない!?『カタカナ語』辞典」
藤田英時・著、宝島社新書


ホントは知らない!?「カタカナ語」辞典

ホントは知らない!?「カタカナ語」辞典

  • 作者: 藤田 英時
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2009/11/09
  • メディア: 新書


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コメント 2

荒川洋平

Lionbassさま

著者です。
貴ブログでのご紹介、ありがとうございます。
「外国語」の定義、専門的にみても全くその通りで、深いご理解に基づいてお読みくださったこと、感謝申し上げます。

コントラバスはどちらのアマオケで弾いていらっしゃいますか。第9はじめ、各コンサート、成功されますように。

今般はご紹介ありがとうございました。
御礼申し上げます。
by 荒川洋平 (2009-12-25 12:10) 

Lionbass

荒川洋平さま
著者自らコメントいただくとは…。
大変光栄です。
仕事柄、外国語にも接してきましたし、日本語にも多いに興味を持っております。
これからも勉強して行こうと思ってますので、どうぞよろしくお願いします。
by Lionbass (2009-12-30 09:58) 

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