マーラー交響曲第9番 [音楽・楽器]
先日お知らせしましたように、今年の演奏活動は、2月21日のザ・シンフォニカから始まる予定です。
曲目はポーランドの作曲家、カルウォーヴィチの交響詩「オシフェチム家のスタニスワフとアンナ」と、マーラーの交響曲第9番。
カルウォーヴィチの話は後日にしまして、マーラー9番ですが、たぶん過去に2度弾いたことがあります。
最初に聴いたときは、何となく不安定で、気分が落ち着かない曲だという印象でした。
1楽章は、フレーズが断片的で、持続性がない、メランコリックな感じ。
2楽章は、マーラーでよく出て来る嘲笑的な雰囲気ではあるものの、皮相なおふざけ、といったらいいでしょうか。
3楽章はエネルギーが盛り上がったり、急に低下したり、という感じ。
そして4楽章は、終わり方など心にしみるのですが、ちょっと調性が不安定すぎて、途中、落ち着かない気分になります。
緩徐楽章としては、交響曲5番の第4楽章の方が、素直に聴けるのではないかと思います。
このマーラー9番、前からうちにあったCDはアッバード(アバド)指揮、ウィーン・フィルのもの。
1987年、コンツェルト・ハウスにおけるライブ録音となっています。
ちなみに、我が家のマーラーはほとんどがアバドの振ったものです。
大学を卒業して、いくつかマスコミの入社試験を受けた際、面接で「大学ではオーケストラに所属しているそうだが、どんな曲を弾くのかね」と質問した面接官がいました。
「マーラーやブラームス」と答えると、「学生のブンサイでマーラーなんかやるのかね」と言われたのですが、入社してみるとその人が直属の上司(部長)でした。
この人は大変なレコードマニアで、「LPは必ず2枚ずつ買って、1枚は針を落さずに保存する」というほどの人。
この部長に「マーラーは誰の演奏がいいか?」と聴いたところ、「アバド」という答えだったので、それを尊重したというわけです。
Amazonでは全く同じディスクはヒットしませんが、ひょっとしたら下記のものに含まれているのではないかと思います。
ただ、このCD、各楽章が細切れにチャプター化されていて、普通のCDプレーヤーで聴く分には関係無さそうですが、iPodに入れると、チャプターごと、つまり楽章の途中でぶつぶつ切れます。
なんとなく嫌なので、勉強の意味もあって、もう1枚CDを買いました。
それが、バルビローリ指揮、ベルリン・フィルの演奏。
1964年録音だそうです。
学生時代にマーラーの6番を演奏した際、よく先輩の家に集まってレコード(!)の聴き比べをしました。
その中にバルビローリのものもあったと思うのですが、CDを買ったのは初めてです。
最近は、毎日この演奏を聴いてます。
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曲目はポーランドの作曲家、カルウォーヴィチの交響詩「オシフェチム家のスタニスワフとアンナ」と、マーラーの交響曲第9番。
カルウォーヴィチの話は後日にしまして、マーラー9番ですが、たぶん過去に2度弾いたことがあります。
最初に聴いたときは、何となく不安定で、気分が落ち着かない曲だという印象でした。
1楽章は、フレーズが断片的で、持続性がない、メランコリックな感じ。
2楽章は、マーラーでよく出て来る嘲笑的な雰囲気ではあるものの、皮相なおふざけ、といったらいいでしょうか。
3楽章はエネルギーが盛り上がったり、急に低下したり、という感じ。
そして4楽章は、終わり方など心にしみるのですが、ちょっと調性が不安定すぎて、途中、落ち着かない気分になります。
緩徐楽章としては、交響曲5番の第4楽章の方が、素直に聴けるのではないかと思います。
このマーラー9番、前からうちにあったCDはアッバード(アバド)指揮、ウィーン・フィルのもの。
1987年、コンツェルト・ハウスにおけるライブ録音となっています。
ちなみに、我が家のマーラーはほとんどがアバドの振ったものです。
大学を卒業して、いくつかマスコミの入社試験を受けた際、面接で「大学ではオーケストラに所属しているそうだが、どんな曲を弾くのかね」と質問した面接官がいました。
「マーラーやブラームス」と答えると、「学生のブンサイでマーラーなんかやるのかね」と言われたのですが、入社してみるとその人が直属の上司(部長)でした。
この人は大変なレコードマニアで、「LPは必ず2枚ずつ買って、1枚は針を落さずに保存する」というほどの人。
この部長に「マーラーは誰の演奏がいいか?」と聴いたところ、「アバド」という答えだったので、それを尊重したというわけです。
Amazonでは全く同じディスクはヒットしませんが、ひょっとしたら下記のものに含まれているのではないかと思います。
ただ、このCD、各楽章が細切れにチャプター化されていて、普通のCDプレーヤーで聴く分には関係無さそうですが、iPodに入れると、チャプターごと、つまり楽章の途中でぶつぶつ切れます。
なんとなく嫌なので、勉強の意味もあって、もう1枚CDを買いました。
それが、バルビローリ指揮、ベルリン・フィルの演奏。
1964年録音だそうです。
学生時代にマーラーの6番を演奏した際、よく先輩の家に集まってレコード(!)の聴き比べをしました。
その中にバルビローリのものもあったと思うのですが、CDを買ったのは初めてです。
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入社時からのご縁、きっと理解ある上司なんでしょうね。
by manamana (2010-01-09 06:52)
面接対策のセミナーで、趣味の話で面接官と意気投合!ということもあると聞いていましたが、まさにそんな感じですね♪
(学生のブンザイで・・・というのは、嬉しい気持ちの裏返しだったのでは^m^)
Lionbassさんの音楽に関する知識が深いからこそのご縁だと思います~☆ポチ☆☆
by ぬれぴよこ (2010-01-09 22:42)
manamanaさま
厳しい上司でしたが、大変お世話になりました。
でも、転職する前の会社の話で、既に亡くなられています。
by Lionbass (2010-01-12 23:29)
ぬれぴよこさま
当時は別に「意気投合」したつもりは全然なかったんですけどね…。
☆ポチ☆☆ありがとうございます。
by Lionbass (2010-01-12 23:31)