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デュトワ=フィラデルフィア管の「火の鳥」「春祭」を聴く [音楽・楽器]

先週ちょっと書きましたが、7月に演奏予定のストラビンスキー「春の祭典」の演奏会があるということで、聴きに行ってきました。

フィラデルフィア管弦楽団 JAPAN●2010
日時:2010年4月27日 午後7時開演
会場:サントリーホール
指揮:シャルル・デュトワ
曲目:ストラビンスキー バレエ音楽「火の鳥」全曲
   ストラビンスキー バレエ音楽「春の祭典」
   <アンコール>
   シベリウス 「悲しきワルツ」


IMGフィラデルフィア.jpg

1曲目「火の鳥」は、ふだん聞き慣れた「組曲版」ではなく「全曲」だったので、ちょっと勝手が違いました。
「組曲」に入っていない部分になるとなんだか落ち着かず、「組曲」の部分になるとホッとする感じでした。

そしてお目当ての「春の祭典」ですが、デュトワの棒はとても手慣れた感じ。

結構細かく『合図』を出しているように見えました。
第2部の中間から後半にかけて、結構テンポが早くて、ちょっと驚きました。
ただでさえ変拍子で難しいのに、あんなに速いとどうなるんだろう、と思ってしまいました。
でも、打楽器がリズムを的確に刻む中、サクサクと進む感じで、爽快感が残りました。

アンコールのシベリウスは、ちょっと粋ないいあ感じの演奏でした。

コントラバスは9本。
うち8本はC-エクステンション付き。(残り1本は4弦)
全員フレンチボウでした。

「火の鳥」の冒頭とか、「春祭」のあちこちでC弦音域が出てくるので、C-エクステンションが活躍してました。

ちなみに、翌28日はデュトワの元妻、アルヘリチ(アルゲリッチ)の独奏でラヴェルのピアノ協奏曲をやる予定だったのですが、ドタキャンになったそうです。
プログラムに「娘の出産のため」とのメッセージがありました。


<追記>
客の入りですが、2階席を全部見渡せたわけではないのですが、たぶん8割以下だったのではないかと思います。
チケットがちょっと高すぎたのではないでしょうか?
(S席が3万円以上。私はもっと安い席でした。)

あと、関係ありませんが、オケのメンバーにアジア系の奏者が目立ちました。
コンサートマスターはたぶん韓国系。
チェロのトップはおそらく中国系。
そしてファゴットの首席奏者は日系の男性奏者でした。



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こいこい

はじめまして。デュトワ「春の祭典」で検索してこちらに来ました。私は1階席の前の方だったのですが、客の入りはまばらで、休憩中に席を勝手に移動する人もいたくらいでした。いい演奏だったのに残念ですね。「春の祭典」はデュトワのリズムの取り方が絶妙だと思いました。私は特にチェロ主席の中国人女性奏者の演奏がすごく気に入りました。
by こいこい (2010-04-29 22:24) 

Lionbass

こいこいさま
コメントありがとうございます。
私も休憩後に席を移動しました。
やっぱり入場料がちょっと高いんでしょうね。
フィラデルフィア管の知名度が下がっているのかもしれませんが…。
今後ともよろしくお願いします。
by Lionbass (2010-05-01 14:19) 

青沢東(QMY)

オーケストラの世界にもアジア旋風が…これからは以前の日本が製造業の世界でそうだったように、韓国・中国にあらゆる分野で恐れられるのでしょうかね。
by 青沢東(QMY) (2010-05-02 12:01) 

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