「実戦・世界言語紀行」 [読書]
▼読み終わった本
*「実戦・世界言語紀行」
梅棹忠夫・著、岩波新書
【帯紹介】
******************************
朝鮮語、チベット語、モンゴル語、英語、バスク語、
ポナペ語、ペルシャ語、フランス語、スワヒリ語…
数々の言語の「実戦」的習得
半世紀におよぶ世界体験
******************************
先日亡くなった国立民族学博物館元館長の梅棹忠夫氏の本。
古書店で購入したのは亡くなる前だったので、「著者はまだご存命なんだな」と思いながら読んでました。
それだけに、訃報に接したときはちょっと驚きました。
この本では、若い頃から世界各国を『探検』した際に、いろいろな言葉に接し、学んだ経験について、各地でのエピソードを交えながら紹介しています。
帯にあるように、戦前は中国大陸などアジア中心。
戦後はヨーロッパなどにも足を伸ばし、民族学的な「実地調査」を行ってきた著者ならではの話がたくさん紹介されています。
また、著者は日本を代表するエスペランティストだったということで、人工的世界言語であるエスペラント語についての話も出てきます。
この本の中で梅棹氏は、「方法さえよければ、語学は一ヵ月でいちおうはものになるものだという確信をえた」と書いています。
スペイン語を身につけた際の話ですが、「どんな言葉かを知る」「日常の簡単なやり取りができるようになる」という程度でよければ、確かに言えるのかもしれません。
あと、著者は「日本語のローマ字表記」推進論者だったそうですが、この点はあまり共感できないのですが…。
▽購入した本
*「わたしはコンシェルジュ」
阿部佳・著、講談社文庫
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*「実戦・世界言語紀行」
梅棹忠夫・著、岩波新書
【帯紹介】
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朝鮮語、チベット語、モンゴル語、英語、バスク語、
ポナペ語、ペルシャ語、フランス語、スワヒリ語…
数々の言語の「実戦」的習得
半世紀におよぶ世界体験
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先日亡くなった国立民族学博物館元館長の梅棹忠夫氏の本。
古書店で購入したのは亡くなる前だったので、「著者はまだご存命なんだな」と思いながら読んでました。
それだけに、訃報に接したときはちょっと驚きました。
この本では、若い頃から世界各国を『探検』した際に、いろいろな言葉に接し、学んだ経験について、各地でのエピソードを交えながら紹介しています。
帯にあるように、戦前は中国大陸などアジア中心。
戦後はヨーロッパなどにも足を伸ばし、民族学的な「実地調査」を行ってきた著者ならではの話がたくさん紹介されています。
また、著者は日本を代表するエスペランティストだったということで、人工的世界言語であるエスペラント語についての話も出てきます。
この本の中で梅棹氏は、「方法さえよければ、語学は一ヵ月でいちおうはものになるものだという確信をえた」と書いています。
スペイン語を身につけた際の話ですが、「どんな言葉かを知る」「日常の簡単なやり取りができるようになる」という程度でよければ、確かに言えるのかもしれません。
あと、著者は「日本語のローマ字表記」推進論者だったそうですが、この点はあまり共感できないのですが…。
▽購入した本
*「わたしはコンシェルジュ」
阿部佳・著、講談社文庫
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エスペラント語っていまはどうなっているんでしょうか??たしか小学生のころ、その存在を学校で勉強して、この言語が広がれば全世界共通の言葉で話せるようになって、みんなが理解しあえるのでは?!と世界平和がこの言語だけでやってくるような錯覚に陥っておりました。言葉も文化ですから、その国の言葉と文化を積極的に学んでこそ理解しあえるようになる第一ステップが踏めるのかもしれませんね。
by 青沢東(QMY) (2010-07-22 06:55)
青沢東さま
私も子どものころ「エスペラント語が普及すれば便利になる」のだと思ってました。
今や、世界言語になるのは英語かスペイン語か中国語か…という感じですね。
by Lionbass (2010-07-24 22:44)