学んだ外国語:英語(2) [日本語・外国語]
梅棹忠夫氏の「実戦・世界言語紀行」を読んで、以前書いた話の続きがまだまだたくさん残っていることを思い出しました。
ということで、「学んだ外国語:英語(1)」(2年前のエントリーですが…)から続きます。
(前回の話を要約すると)子供のころ「洋楽」がきっかけで英語に興味をもち、「受験英語」はある程度マスターしていたものの、大学時代はあまり実践の機会がなく、「帰国子女」や留学経験のある同級生をうらやましく思っていました。(『要約』終わり)
就職して海外のニュースを扱う部署に配属になったものの、もっぱら英語の記事を日本語に翻訳するだけで、しゃべる機会はほとんどありませんでした。
(ちなみに入社試験の英語の成績はよかったという話です。)
その後、神戸に転勤になったのですが、英語を話す機会が、東京にいた時よりも増えました。
現在はほとんど大阪に移転したようですが、当時は各国の領事館が神戸にありました。
アメリカやドイツ、フランスなどの領事館からは、記者会見やパーティーの案内が報道機関宛に送られてきていたので、ときどき出席していました。
アメリカ政府の海外広報機関であるアメリカンセンターは大阪にありましたが、こちらのイベントにもときどき顔を出していました。
こうした「実践」の機会は結構貴重だったように思います。
さらに、そのころテレビの音声多重放送が始まり、映画やドラマなど、英語の音声を聞くことができるようになりました。
ジェフリー・アーチャーの小説をドラマ化した「ケインとアベル」を見たことを覚えています。
神戸のあとは、東京勤務を経てエジプト・カイロに転勤になったのですが、日常会話は基本的に英語でした。
エジプトの上流階級は、きわめて流暢な英語を話す人が多いのですが、私の周りにはそれほどでもないエジプト人しかいなかったので、話す方はあまり上達しませんでした。
ただ、インターネットもなく、CNNテレビもまだ自宅では見られなかったので、オフィスでは一日中BBC(ワールドサービス)のラジオをほとんどつけっぱなしにしていました。
最新のニュースを得るためには、ロイター通信の記事を見るか、このBBCラジオを聞くのが一番だったからです。
この「一日中BBCを聞く」というのは、英語のヒアリングのためには、大変役に立ったのではないかと思います。
これ以降は、日本と中国でしか仕事していないので、英語を勉強・実践する機会はないのですが、昔と違って、英語に触れる機会はいくらでもありますので、できるだけブラッシュアップしていきたいと思っています。
<おまけ>
ところで、先日行ったグローバル・フィルハーモニックの演奏会。
「オール・ハンガリー・プログラム」だったわけですが、曲目紹介のところにある作曲家の名前を見て、あることに気がつきました。
例えば、リストの名前は「フランツ・リスト」(Franz Liszt)として知られていますが、横に"Liszt Ferenc" と書いてあります。
つまり「姓と名が逆」になっているわけです。
ハンガリー語はアジア系の言葉で、姓(苗字)を先に言う、という話だったのを思い出しました。
ハンガリー人は「フン族」の流れを汲んでいるという話だったような気もしますが、うろ覚えです…。
(それともフィンランド人でしたっけ…?)
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ということで、「学んだ外国語:英語(1)」(2年前のエントリーですが…)から続きます。
(前回の話を要約すると)子供のころ「洋楽」がきっかけで英語に興味をもち、「受験英語」はある程度マスターしていたものの、大学時代はあまり実践の機会がなく、「帰国子女」や留学経験のある同級生をうらやましく思っていました。(『要約』終わり)
就職して海外のニュースを扱う部署に配属になったものの、もっぱら英語の記事を日本語に翻訳するだけで、しゃべる機会はほとんどありませんでした。
(ちなみに入社試験の英語の成績はよかったという話です。)
その後、神戸に転勤になったのですが、英語を話す機会が、東京にいた時よりも増えました。
現在はほとんど大阪に移転したようですが、当時は各国の領事館が神戸にありました。
アメリカやドイツ、フランスなどの領事館からは、記者会見やパーティーの案内が報道機関宛に送られてきていたので、ときどき出席していました。
アメリカ政府の海外広報機関であるアメリカンセンターは大阪にありましたが、こちらのイベントにもときどき顔を出していました。
こうした「実践」の機会は結構貴重だったように思います。
さらに、そのころテレビの音声多重放送が始まり、映画やドラマなど、英語の音声を聞くことができるようになりました。
ジェフリー・アーチャーの小説をドラマ化した「ケインとアベル」を見たことを覚えています。
神戸のあとは、東京勤務を経てエジプト・カイロに転勤になったのですが、日常会話は基本的に英語でした。
エジプトの上流階級は、きわめて流暢な英語を話す人が多いのですが、私の周りにはそれほどでもないエジプト人しかいなかったので、話す方はあまり上達しませんでした。
ただ、インターネットもなく、CNNテレビもまだ自宅では見られなかったので、オフィスでは一日中BBC(ワールドサービス)のラジオをほとんどつけっぱなしにしていました。
最新のニュースを得るためには、ロイター通信の記事を見るか、このBBCラジオを聞くのが一番だったからです。
この「一日中BBCを聞く」というのは、英語のヒアリングのためには、大変役に立ったのではないかと思います。
これ以降は、日本と中国でしか仕事していないので、英語を勉強・実践する機会はないのですが、昔と違って、英語に触れる機会はいくらでもありますので、できるだけブラッシュアップしていきたいと思っています。
<おまけ>
ところで、先日行ったグローバル・フィルハーモニックの演奏会。
「オール・ハンガリー・プログラム」だったわけですが、曲目紹介のところにある作曲家の名前を見て、あることに気がつきました。
例えば、リストの名前は「フランツ・リスト」(Franz Liszt)として知られていますが、横に"Liszt Ferenc" と書いてあります。
つまり「姓と名が逆」になっているわけです。
ハンガリー語はアジア系の言葉で、姓(苗字)を先に言う、という話だったのを思い出しました。
ハンガリー人は「フン族」の流れを汲んでいるという話だったような気もしますが、うろ覚えです…。
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日本語と同じ「ウラル-アルタイ語族」だと世界史で習った記憶があります。だから氏名の順番が同じだと、河合塾福岡校で教わりました。
by solti (2010-07-28 12:51)
soltiさま
おお珍しい。
なんでも、最近学説が変わってきているみたいで、「ウラル語族」と「アルタイ諸語」に分けてる資料が多いようです。
ハンガリー語(マジャール語)やフィンランド語が東方系の言葉であることは確かなようですが…。
by Lionbass (2010-07-30 15:03)
ラジオがヒアリング向上のカギなんですね。私は、中国語も英語も主としてDVDで学びました。DVDなら字幕を中国語、英語にして聞くことができて、目からも外国語が入ってきて、聞き取りやすいです。でも、注意しないと字幕用としゃべっている台詞とが違う場合があって…。まあ、お手軽なお勉強方法の一つですかね。
by 青沢東(QMY) (2010-08-07 22:55)
青沢東さま
私は、1990年代後半、北京で韓国ドラマをよく見てました。
主に香港の衛星チャンネルでやっていたのですが、これがいわゆる「韓流」の走りだったそうです。
音声に合わせて字幕が出るのは、相当勉強になりますね。
by Lionbass (2010-08-09 13:37)