「わたしはコンシェルジュ」

▼読み終わった本
＊「わたしはコンシェルジュ　けっしてNOとは言えない職業」
阿部佳・著、講談社文庫

わたしはコンシェルジュ

• 作者: 阿部 佳
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2010/06/15
• メディア: 文庫

【帯紹介】
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すべての出会いに
ありがとうございます
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以前紹介したJR恵比寿駅の「文庫本の自動販売機」で購入しました。
ブックカバー付きで透明の袋に入って受け取り口から出てくる仕掛けです。



著者は、女性としては、日本のホテルのコンシェルジュの草分け的存在だそうで、現在、グランドハイアット東京（六本木）のチーフコンシェルジュを務めているとのこと。

コンシェルジュというと、ホテルで顧客の要望を何でも解決するのが仕事ですが、副題にあるように「決してNOと言わない」その仕事ぶりはもちろんのこと、コンシェルジュになるまでの経緯や、ヨーロッパのホテルでは女性コンシェルジュが極めて少ないこと、「レ・クレドール」というコンシェルジュの世界組織があって、世界大会が開かれていることなど、興味深く読みました。

また、コンシェルジュという仕事に対する心構えを表した「ホテルは舞台でコンシェルジュは俳優」という言葉が印象に残りました。

宿泊客から出される『無理難題』を、さまざまな方法で解決するその仕事ぶりは、さまざまな職業の人にとっても参考になるのではないでしょうか。

▽購入した本
＊「アメリカは本当に『貧困大国』なのか？」
冷泉彰彦・著、阪急コミュニケーションズ

アメリカは本当に「貧困大国」なのか？

• 作者: 冷泉彰彦
• 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
• 発売日: 2010/07/09
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

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タグ：自動販売機 阿部佳 ホテル コンシェルジュ

コメント 8

そんな自動販売機があるんですね。
東京は進んでいます。
by manamana (2010-08-05 06:09) 

NOを言わない姿勢は、客の立場からするとありがたいし、尊敬すべきですが、これを勘違いしてやたらと偉そうになる人間もいるものですから困ったものです。
理不尽なことに対しては、毅然と "NO" を突きつけていいのではないかと思います。
by YAP (2010-08-05 08:15) 

お久しぶりです（＾＾）
理不尽なほどわがままなお客さんは、個人であっても、
企業であっても、ホントに困ります。
他社間でなくても、社内でも・・・。
自分ではしない、出来ないから、なんでもかんでもこっちに押しつける・・・
という状況で、押しつけられて憤慨している私ともう一人の兄さんです（＾＾；
by junko (2010-08-05 09:44) 

Noと言わない代わりに、色々と別の代替案を出すんでしょうねえ。機転のきく頭のいい人じゃないとできませんよね。Noというのが仕事の私にはできない相談であります。
by 青沢東（QMY） (2010-08-07 23:19) 

manamanaさま
せいぜい十数冊しか入らないわけですが、どういう基準で本を決めているのか、気になりました。
by Lionbass (2010-08-14 08:18) 

YAPさま
売買を含めた「取引」というのは、（もちろん「売り手有利」「買い手有利」があるにしても）本来対等なのではないかと思います。
「客＝買い手」というだけで偉そうな態度を取るのは、人間としていかがなものかと思います。
by Lionbass (2010-08-14 08:21) 

junkoさま
アメリカの空港(JFK)で、客の態度に腹を立てて飛行機から離脱した客室乗務員が「ヒーロー」になっているそうですね。
「一度理不尽な要求を断ってみたい」と思っている人がいかに多いか、ということみたいですね。
by Lionbass (2010-08-14 08:23) 

青沢東さま
確かに、「いろんな引き出しを持っている」ことが必要みたいな話でした。
「NOと言ったら負け」というか…。
ストレスが溜まりそうです。
「コンシェルジュを演じている」と思わないとやってられないのでしょう。
by Lionbass (2010-08-14 08:26)