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「イスラムものしり事典」 [読書]

▼読み終わった本
*「イスラムものしり事典」
紅山雪夫・著、新潮文庫

イスラムものしり事典

イスラムものしり事典

  • 作者: 紅山 雪夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/04/24
  • メディア: 文庫


【帯紹介】
******************************

*一夫多妻制が認められているのはナゼ?
*豚のほか、◎◎もXXも食べちゃだめ!

本当はもっと面白い
「イスラム文化」がわかる本。
******************************

【帯(裏表紙側)紹介】
******************************
*イスラム教の始祖、ムハンマドとはどういう人物?
*なぜスンニー派とシーア派は対立しているのか。
*「アルコール」も「レモン」も「パジャマ」もイスラム起源の言葉。
*酷暑のイスラム圏で、快適に過ごすための建築の工夫。
*いまも生きるミステリアスな宗教、拝火教。
*ヨーロッパ中心主義に対抗して起きた、イスラム復興運動。
*女性がイスラム圏を旅行するときは、こんな格好がオススメ。
******************************


昔、エジプトのカイロに住んでいたことがあるので、イスラム教についても、少しだけ勉強し、ちょっとだけ知識があります。
普段の生活にはあまり関係がないので、「恐い宗教」だと漠然と思っている人も多いのではないでしょうか?

日本人は、『宗教』というと、「心の平安を得るもの」とか「人生の節目」(『冠婚葬祭』など)以外はあまり縁のないもの、という印象を持つ人が多いのではないかと思います。

しかし、イスラム教はもちろん、ユダヤ教やキリスト教の一部の宗派などでは、その『教え』は「心の平安」だけではなく、「法律」であり、「道徳」であり、「宗教規範」であり、「戦いの際の『戦闘規則』」さえも含んでいたりします。
だからこそ、宗教の違いが理由で、争いごとが起きるわけです。

この本ですが、筆者は、イランに関する経験の長い人物だとのこと。

最初に、イスラム教の発祥について、ムハンマド(マホメット)の生い立ちなどから説いている部分は、(これまで知っていることが多いとはいえ)大変勉強になりました。

後半は、イスラムに限らず、「中東」や「アラブやイラン」(西アジア)における気候風土や建築について詳しく触れられていて、「イスラムものしり事典」というタイトルからは若干『脱線』している感じもしました。


▽購入した本
*「なるほどそうだったのか!! パレスチナとイスラエル」
高橋和夫・著、幻冬舎


なるほどそうだったのか!!パレスチナとイスラエル

なるほどそうだったのか!!パレスチナとイスラエル

  • 作者: 高橋 和夫
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/10
  • メディア: 単行本




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コメント 4

YAP

特定の宗教への信仰心が薄い人(私もそうです)が多い日本では、なかなか理解するのが難しいことですよね。
同僚にイラン人がいるのですが、やはりこういう話はデリケートなのでしないようにしています。
by YAP (2010-10-13 07:54) 

青沢東(QMY)

確かにイスラムのことを知らなすぎますよね。最初はルールという決まりごとだったものが、それにこだわるがあまりに争いになって、そして戦争へと発展するんですかね。お互いのことをもっと知る必要があるのかもしれませんね。
by 青沢東(QMY) (2010-10-14 00:11) 

Lionbass

YAPさま
アジア以外の地域で「私は無宗教です」というと、「人間としておかしい」と思われる危険があるみたいですね。
逆に「一神教」については、北東アジアに住む我々には理解できないことがおおいのですが…。
by Lionbass (2010-10-17 23:37) 

Lionbass

青沢東さま
カイロに2年住んでいたので、少しだけイスラム教のことを勉強しました。
中国だったら、宗教のことはあまり気にしなくて済みますけどね…。
by Lionbass (2010-10-17 23:39) 

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