中国旅行で「上海バンスキング」~私の楽器遍歴(17)~ [音楽・楽器]
「オケでサックスを吹く~私の楽器遍歴(16)~ 」↓から続きます。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2006-08-02
「学んだ外国語:中国語(1)」↓でも書きましたが、大学生活もほぼ終わる4年生の3月に、中国に旅行に行きました。当時はそんな言葉はなかったかもしれませんが、いわゆる「卒業旅行」です。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2006-05-26
当時の中国は「改革開放政策」が打ち出されてはいたものの、実際には緒についておらず、欧米式のホテルは皆無。
北京の宿は「前門飯店」、杭州では「西冷賓館」に宿泊。
最後の滞在地、上海の宿は「衡山賓館」↓という古いホテルでした。
http://www.explore.ne.jp/articles/hotel/hotel_hengshan.html
(現在は改装されているようですが、当時はもちろん古いままでした。)
ロビーにバーがあって、ジャズバンドが演奏していました。
ほとんどが高齢の男性(50~60代)で、まさに「上海バンスキング」の世界。
(1人だけ30代と思われる若めのメンバーがいましたが…。)
詳しい編成は忘れましたが、10人以下だったので、サックス2人に、トランペットやトロンボーンは1人ずつ。それにベースやピアノ、ドラム程度だったと思います。
中国語はカタコト程度だったので、あまり詳しいことを聴けませんでしたが、どうみても「戦前からやっている」という雰囲気でした。
近くで演奏を聴いていると、途中、奏者が交代で席を外すというので、「演奏させてくれ」と頼み、仲間に入れてもらいました。
トロンボーンやウッドベースも演奏しましたが、主に吹かせてもらったのはアルトサックスでした。
楽譜は一応置いてあったのですが、とても古かったような記憶があります。
演奏した曲は、ジャズ(ビッグバンド)のいわゆるスタンダードナンバーが中心。
「イン・ザ・ムード」のリード・アルトサックスを吹かせてもらったことをよく覚えています。
高校の文化祭のときのジャズバンド↓では、本番では吹かなかったものの、サックスを少し練習していました。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2006-04-20
それが活かされた形です。
他には、ラテン系の曲も演奏したような気がします。
アメリカ人らしき客から「テンポの速い曲を」とリクエストされ、アップテンポのラテンの曲を演奏したような覚えもあります。
客の意図としては、ロック系やディスコ系(?)を演奏してほしかったのかもしれませんが…。
このホテルには確か3泊しましたが、結局3日とも夕食後にバーを訪れ、演奏させてもらいました。
上海で「ジャズバー」のあるホテルというと、昔から和平賓館が有名ですが、以前はこの衡山賓館のように、他にもたくさんあったのだと思います。
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