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浜松市楽器博物館訪問記(3)=金管楽器編= [音楽・楽器]

「浜松市楽器博物館訪問記(2)=木管楽器編=」から続きます。

楽器博物館訪問記、第3回は金管楽器編です。

まずはコルネット。(左側の3つの楽器)
IMG_6025コルネット.JPG
コルネットとは「小さなホルン」、つまり「角笛」が期限であるホルンの小型のものという意味です。
真ん中あたりの楽器は、現代のものと形はかなり近いような感じです。

こちらはホルンの仲間。
昔はバルブが付いていない「ナチュラルホルン」でした。
現在でも「ナチュラルホルン」を使って演奏する場合がありますし、「古楽ブーム」「ピリオド楽器ブーム」でナチュラルホルンの活躍の場は広がっています。
IMG_6026ホルン.JPG

こちらの写真で、上の方に写っている長い楽器は、ナチュラルトランペットです。
IMG_6030ポストホルン.JPG

こちらの写真の左側は「キービューグル」という木管楽器のようなキーの付いた金管楽器です。
IMG_6059ビューグル&ホルン.JPG

こちらは「ウィンナーホルン」。
ウィーンフィルは今でもこの楽器を使っています。
現在はヤマハが製造しているそうです。
IMG_6060ウィンナホルン.JPG

こちらはポストホルンやサクソルン類。
ポストホルンは、一番上の写真にも写っていますが、昔郵便馬車の到着を知らせるのに使われていました。
サクソルンは、木管楽器のサクソフォン(サックス)と同様、アドルフ・サックスが考案したものですが、似たような楽器はそれ以前から存在していたのだそうです。
IMG_6061コルネット&サクソルン.JPG

そして、いろんなトロンボーン
IMG_6021トロンボーン.JPG
スライドを操作して音程を帰る原理は、まったく変わっていないわけですが、それでも楽器の形はいろいろと変化しているのが分かります。

こちらは、いろんなサクソルン類テューバ(チューバ)
IMG_6024サクソルン.JPG

こちら↓の右の楽器はダブルベル・ユーフォニアムといい、ユーフォニアムとトロンボーンの両方の音色を出せるように作られたということです。
IMG_6022テューバ.JPG

こちら↓は、現代ではほとんど使われていないオフィクレイドという低音金管楽器。
バリトンサックスとファゴットをミックスして、金管楽器のマウスピースを付けたような感じ。
テューバより前の時代、オーケストラで使われていたそうです。
IMG_6027オフィクレイド.JPG
3年前、「昔の楽器を使った『幻想交響曲』」という話を書きましたが、この演奏ではこのオフィクレイドと、下の写真にあるセルパンが使われています。
IMG_6028オフィクレイド.JPG

そのセルパンはこちら↓。
オフィクレイドと同様、金管楽器のように唇の振動で音を出し、木管楽器のような管の途中にある穴を指でふさいだり開けたりして音程を変えるもの。
IMG_6029セルパン.JPG

日本にも「セルパン奏者」がいらっしゃるそうです。
http://lionbass.blog.so-net.ne.jp/2006-01-12
(つづく)
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コメント 3

ぬれぴよこ

コルネット、今までトランペットの仲間だと思っていました^_^;
by ぬれぴよこ (2009-03-27 22:57) 

Lionbass

ぬれぴよこさま
吹奏楽では、トランペットとコルネットを区別せずに使う場合も多いのですが、オーケストラ用の作品を編曲した場合など、まったく別の楽譜という場合もたくさんあります。
by Lionbass (2009-03-29 12:59) 

G,Nさん

セルパン知ってますよ。なんだか、絶滅危惧種楽器に登録されているとかって、聞きました。悲しいですが、永久保存は素晴らしいですね。金管楽器をやっていた私自身から、そう感じました。
by G,Nさん (2012-07-15 16:49) 

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