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ルツェルン祝祭管・マーラー6番を聴く(上) [音楽・楽器]

「ルツェルンFOのマーラー5番DVD購入」↓に"予告”しましたが、きのう演奏会を聴きに行ってきました。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2006-09-29

サントリーホール20周年記念フェスティバル公演
NESCAFÉ GOLDBLEND Presents
ルツェルン・フェスティバル・イン・東京 2006


オーケストラ コンサートI
管弦楽:ルツェルン祝祭管弦楽団
指揮:クラウディオ・アッバード
ソプラノ:ラヘル・ハルニッシュ
<曲目>
モーツァルト :コンサート・アリア(3曲)
マーラー:交響曲第6番 イ短調

モーツァルトのアリアは、ソプラノの声はまあまあ。
それよりも、一流の声楽家(女声)であんなに細い(やせている)人はなかなかいないのではないか、という印象が残りました。

さて、休憩のあと、いよいよマーラーの交響曲第6番。
「テューバ転向を考えたものの…~私の楽器遍歴(13)~」↓に書いたように、大学1年生の時に演奏した「思い出の曲」です。 
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2006-06-24

1stバイオリンはたぶん9プルト(18人)、コントラバスは5プルト(10人)という大編成。
ハープも3台です。

1楽章の冒頭は、チェロとコントラバスのA(ラ)の音の”連打”ですが、すべてダウン(下げ弓)で弾いていました。
間もなく、トランペットにいきなり上のH(シ)の音が出てくる(アマチュアにとっては)”難所”が出てきますが、もちろん難なくクリア。
ホルンやトロンボーンも非常に安定した演奏です。

2楽章と3楽章は、通常とは逆になっていて、アンダンテが2番目、スケルツォが3番目に演奏されました。
(マーラーが作曲した際には、この順序だったという話です。)
アンダンテのホルンのソロのとても温かい音が印象的でした。

4楽章は、テューバのソロがとても音楽的でした。
注目の「ハンマー」は割と”控えめ”な叩きぶりでした。

4楽章の最後は、トランペットなどが伸ばすイ短調の和音がだんだん弱くなったあと、弦のピチカートで静かに終わります。

演奏会全体の「ハイライト」は、演奏終了後でした。
音が消え、マエストロ・アッバードが手を下ろしたあとも、オケの奏者たちは楽器を下ろしません。
長い沈黙・静寂のあと、コンサートマスターが楽器を下ろそうとわずかに動いたのを合図にしたかのように、客席から「ブラボ」という声かかり、ようやく拍手が起こりました。
途中からカウントしましたが、おそらく30秒近い時間が流れたのではないでしょうか。


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