「同時代も歴史である 一九七九年問題」 [読書]
▼読み終わった本
*「同時代も歴史である 一九七九年問題」
坪内祐三・著、文春新書
<帯紹介>
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一九七九年春、
その時に「歴史」は
動いていた。
誰もが気づかない間に。
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元々は、雑誌「諸君」に連載されていたものだそうです。
「文芸評論」というものにあまり親しんでいないこともあってか、読むのがなかなか大変でした。
何しろ、いきなり「一九八四年の『アンティゴネ』と二〇〇三年の『アンティゴネ』」という話から始まります。
(「アンティゴネ」はギリシャ悲劇の題名とのこと)
その後も、ノーマン・ポトレッツだの、山本夏彦だの、アイザィア・バーリンだのと、全然知らないか、知っていてもほとんど名前だけという文筆家が登場してきます。
「一九七九年春、その時に『歴史』は動いていた」と題する文章は、本の最後に出てきます。
難しいながらも、読みごたえがあり、考えさせられた本でした。
▽購入した本
*「官僚とメディア」
魚住昭・著、角川oneテーマ21
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