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「日本の漢字」「電波利権」 [読書]

▼読み終わった本
*「日本の漢字」

笹原宏之・著、岩波新書

日本の漢字

日本の漢字

  • 作者: 笹原 宏之
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 新書


これまた、非常に勉強になる本でした。
いろいろ面白い話が乗っているのですが、中でも興味深かったのは、JIS第二水準に入っている「妛」(「シ」と読むことになっているらしい)という漢字の件です。
「山」の下に「一」(いわゆるヨコイチ)と「女」という字を重ねた形なのですが、実は、本来「『山』の下に『女』」であるはずの字が、(印刷ミスのような形で)誤って「一」が入る形で採用されてしまったのだとか。
”正しい”方の「『山』の下に『女』」という字は、Macintoshでは出てきたのですが、Windowsでは出てこないようです…。
本の中では、このほかにも「龍」を4つ並べた珍しい字や、異字体、筆記体などが出てきて、入力または印刷は大変だったのではないかと思います。

もう1冊…
▼読み終わった本
*「電波利権」

池田信夫・著、新潮新書

電波利権

電波利権

  • 作者: 池田 信夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 新書


感想は遠慮しておきます。
先日の「ウェブ進化論」に続き、「テレビの将来は暗いのかな?」と思わされました。


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コメント 2

ピアノ弾き

Lionbassさんは言葉に関する本を色々読まれているようですね。私も今までにこのブログで取り上げられた新書の多くを読んできましたので、勝手に連帯感を感じています。日本人は(おそらく英語を母国語とした人々と並んで)外国語との実践的なつきあいが苦手な民族ですが、むしろそのために言葉に対する学問的興味が膨らんでいる面があるのかもしれませんね。ちなみに少し前に読まれた「横書き・・・」の著者は私の高校の同級生です。進学校として知られた高校に通っていましたが、彼は国語関係で圧倒的に優秀でした。当時、彼が岩波の古典文学大系の分厚い本を次から次に読破していったのを横目でため息つきながら見ていたのを今も思い出します。才能がこうやって陽の目を見てきているのを遠くでながめるのもまた楽しからずや!
by ピアノ弾き (2006-04-06 18:14) 

Lionbass

ピアノ弾きさま
コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、日本語関係の本は、結構、それなりに(?)読んでいます。
意識して読もうとしている、というよりは、自然と手が伸びるという感じです。
仕事柄、日本語について考えさせられる機会が多い、という理由もありますし、いくつかの外国語を勉強したので、さらに日本語について考えるようになった、という部分もあろうかと思います。
「外国語遍歴」についても、そのうち書きたいと思っています。
by Lionbass (2006-04-06 18:21) 

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