「いろは坂でエンジン爆発」（中） ～私の車マニア歴(6)～

「いろは坂でエンジン爆発（上）～私の車マニア歴(5)～」↓の続きです。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2006-04-04

（＜前回までのあらすじ＞日光・いろは坂をほぼ登りきったところで、エンジンルームで爆発発生。なんとかガソリンスタンドにたどり着いて調べたところ、スパークプラグがぐらぐらになっていました。）

プラグがぐらぐらになっていたのは、ネジ山がつぶれて、半分抜けた状態になっていたためであることが分かりました。
火花は飛んでいたようなので、エンジン（シリンダー）内でガソリン（と空気の混合気）が爆発はしていたはずですが、密閉されていないので、動力にはなっていなかった、ということになります。
ステップバンのエンジンは2気筒の360ccでしたから、片方がダメになると、残りの1気筒しか機能していなかったわけです。
ガソリンスタンドの店員は、「隙間にアルミホイルを詰めたらプラグを固定できるのでは」などと親切に言ってくれましたが、さすがに小さなエンジンとはいえ、ガソリンが爆発するエネルギーをアルミホイルで受け止められるはずもなく、JAFに連絡し、牽引してもらうことになりました。

家人と娘（当時2～3歳）は先に宿に向かわせ、私だけ、宇都宮市内のホンダの工場まで行きました。
そこにステップバンを預けて、日光まで戻ったのですが、宿の夕食に間に合ったかどうか、よく覚えていません。代車を借りたのか、公共交通機関を利用したのかも忘れてしまいました。

翌日は、一応中禅寺湖などを観光したのですが、あまり遊んだ気分にはならなかったような気がします。

日光滞在を終えて、宇都宮の工場へ行き、修理の終わったステップバンを引き取りました。
プラグがはずれた理由を聞いたところ、装着の際に、ネジ山がずれたまま締め付けたのが原因らしいことが判明。
結局、万全を期して出したはずの定期点検があだとなった形です。

修理としては、ネジ山を切り直し、プラグを交換したそうです。
引き取ったステップバンに乗り、高速は恐いので、栃木から埼玉まで、ずっと一般道で帰りました。
（まだ続く）