「アングロサクソンは人間を不幸にする」 [読書]
▼読み終わった本
*「アングロサクソンは人間を不幸にするーアメリカ型資本主義の正体」
ビル・トッテン・著、PHP文庫
アングロサクソンは人間を不幸にする―アメリカ型資本主義の正体
- 作者: ビル トッテン
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2003/02
- メディア: 文庫
だいぶ前に買っていたのですが、読みかけになっていました。
著者のトッテン氏はアメリカ人ですが、滞日が長く、日本びいき/アメリカ批判の論陣を張っている人です。
この本の各章のタイトルは以下のようになっています。
プロローグ
「産業革命の終わり」がもたらす日本の不況
I アングロサクソンが生んだ人間を不幸にするシステム
II 資本主義は帝国主義的略奪をもたらす
III 金権主義国アメリカの400年
IV「民主主義」という名の「金権主義」
V 日本人が幸福になる社会へ
エピローグ
「日本人を幸せにする企業経営」をめぐって
私は以前から「アメリカが民主主義のお手本である」などというのは、でたらめだと思っていました。
2000年の大統領選挙をめぐる混乱だけをとって見ても、アメリカの政治・投票システムが「お手本」になるとは、とても思えません。
また、「民主主義がすべての国にとって最良の政治システムだ」とも思いません。
アメリカだろうが日本だろうが、フランスだろうが中国だろうが、それぞれ、政治的な発展段階を経て、現在の体制があるわけで、どのような発展段階にあるかを無視して、いわゆる「民主主義」を押し付けるのは間違っていると思います。
こうした点において、この本は「我が意を得たり」という感じでした。
こうした政治の話は、機会を改めたいと思います。
▽購入した本
*「白村江 古代東アジア大戦の謎」
遠山美都男・著、講談社新書
相変わらず、本を買いすぎで、読むのが追いつきませんが、早めに読みたいと思います。
今日は何年振りでしょうか、お会いできてうれしゅうございました。そのうえ、まさかso-netでブログやられているとは…。
これから、ちょくちょくのぞきに寄らせていただきます。
by solti (2006-06-21 22:35)