「涅槃交響曲」(新交響楽団演奏会) [音楽・楽器]
きのう、新交響楽団の演奏会に行ってきました。
【プログラム表紙→】
場所はサントリーホール、指揮は小松一彦氏。
指揮は元々、岩城宏之さんの予定だったそうです。
曲目は、プログラムにある通り以下の邦人作品3曲。
芥川也寸志:交響管絃楽のための音楽
伊福部 昭:管絃楽のための日本組曲
黛 敏郎:涅槃(ねはん)交響曲
1曲目の芥川さんの曲はやったことがあるので、とても「取っ付きやすい」感じ。
伊福部さんの曲は、民謡をアレンジしたような組曲で、ブラスバンドなどでよくあるような印象。最初はちょっと「俗っぽい」感じもしますが、慣れるとだんだん心地よくなりました。
3曲目の黛敏郎さん「涅槃交響曲」は、何だかとても圧倒される演奏でした。
テレビで部分的に聴いたことはあるような気がするものの、全曲聴くのは初めてで、生も初めて。
部分的には”西洋音楽”的意味での「現代音楽」のような響きがするのですが、途中、声楽が入ってくると、俄然「東洋的」に聞こえて来ます。
「声楽」は男性ばかり6人の独唱者と、男声合唱。
「お経」のようなフレーズをさまざまな形で「歌い」ます。
ステージ上のほかに、客席の2カ所にオケの奏者が陣取って、「東洋的」な響き(「音の固まり」という感じ)を投げかけます。
何しろ初めて聴くので、オケの出来の良し悪しは判断できないのですが、オケのメンバーがとても集中して演奏している様子はよく分かりました。
コントラバスは全部で11人。うち6本か7本が5弦だったようです。
実は、私、20年以上前に、2年だけ新響に在籍していました。
コントラバス11人のうち、3人は当時からのメンバー。
また、かなりの管楽器奏者が、私が知っている人でした。
終演後、あいさつしに行きたかったのですが、きょうも仕事で早起きなので、あきらめて帰宅しました。
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