「東京・同時多発テロ」 [読書]
▼読み終わった本
*「東京・同時多発テロ−日本攻撃計画シミュレーション」
林信吾・著、角川oneテーマ21
去年買ってあったのですが、読まないままになっていました。
元々は、去年7月のロンドンでの地下鉄爆破テロなどを受けて書かれた本のようです。
帯には「テロリストが狙う日本の生命線」「ロンドンの『次』は東京だ」「衝撃のシミュレーションが明らかにする首都中枢の『弱点』とは何か」という、おどろおどろしい言葉が連ねられています。
冒頭で、(1)地下鉄池袋駅での爆弾テロ(2)神奈川県下を走る新幹線へのテロ(3)羽田空港での航空機への自爆テロ(4)靖国神社に向かう首相を狙った自動車爆弾テロ(5)丸の内などの共同溝で起きた同時多発通信網テロ(6)首都高速三宅坂での自動車発火テロ…という「ケーススタディ」が出てきます。
そのうえで、日本のテロ対策がいかにお粗末かを説き、オウムの教訓が生かされていないことを説明。
警察機構の改革の必要性などを力説しています。
「ケーススタディや、「提言」など、そんなに独創的な内容があるわけではありませんが、勉強になる本でした。
せっかくなら、去年秋(2005年10月発行)に買ってすぐに読んでおけばよかったかも、と思いました。
2006-10-08 06:47
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