「ベートーヴェンは凄い!」は凄かった!(1) [音楽・楽器]
何度も「予告」しておりましたように、大晦日に岩城宏之 追悼コンサート ベートーヴェンは凄い!「全交響曲連続演奏会2006」に行って参りました。
この日も朝から仕事で、午後早めに切り上げてJR線で急いで上野へ。
何とか、午後3時15分ごとに到着しました。
入り口付近やロビーには、曲や休憩のスケジュールの掲示がありました。
長丁場ですので、これは結構重要で、皆さん、メモしたり、携帯で写真を撮ったりしていました。
5番(「運命」)が終わったところで、夕食のための「大休憩」が入るわけです。
午後3時30分、いよいよ演奏の開始です。
*交響曲第1番 ハ長調・作品21/指揮=下野竜也
最初は、若干「手探り」の部分があったのではないでしょうか。
1楽章の序奏が終わったあとの、1stバイオリンがテーマを弾く部分が、いま一つ乗り切れていないような印象でした。
その後は、だんだんエンジンがかかってきた感じでした。
*交響曲第2番 ニ長調・作品36/指揮=岩村力
オケが「本領発揮」という感じ。
手堅くものびのびとした演奏でした。
<小休憩>
*交響曲第3番 変ホ長調・作品55「英雄」/指揮=大友直人
壮大な感じのする、なかなか素晴らしい演奏でした。
オケ全体が「楽しんで弾いている・吹いている」というオーラを放っていました。
3楽章トリオのホルンはじめ、管楽器がいいアンサンブルだったと思います。
<小休憩>
*交響曲第4番 変ロ長調・作品60/指揮=高関健
プルト数を減らして演奏されました。
自分では1度しか弾いたことがありませんが、昔、家にあったLPレコード(!)で「運命」とカップリングされていたので、よく聴いていました。
結構アンサンブルが難しい曲だからでしょうか。
一生懸命「合わせよう」としていて、音楽がやや流れていない感じを少し受けました。
*交響曲第5番 ハ短調・作品67「運命」/指揮=井上道義
一番楽しみにしていた曲です。
冒頭から「井上ワールド」が広がっていました。
4番までが、どちらかというと「端正な」演奏だったのと比べると、「思いっきりやろう」という指揮ぶりに見えました。
1楽章で、トランペットが飛び出したところがあったのですが、「少しぐらいずれたっていいじゃないか」と思わせる、素晴らしい演奏だったと思います。
オケ全体の「エネルギー」が全然違いました。
<ここで「大休憩」>
演奏は管弦楽=イワキオーケストラ(コンサートマスター=篠崎史紀)で、NHK交響楽団のメンバーを中心に、1stバイオリンには各地のオーケストラのコンサートマスターが何人も加わっていました。
1stバイオリンが12人、コントラバスは6人の編成でしたが、4番だけは編成を減らし、1st8人、Cbは4人でした。
(つづく)
いいですね。
by ぇムコ (2007-01-07 13:19)