「陰とひなたで日々低音」 [音楽・楽器]
先日(2月25日)の「N響アワー」は「もっと知りたい 陰とひなたで日々低音」と題する、「コントラバス特集」でした。
出演は、NHK交響楽団首席コントラバス奏者、吉田秀氏。
「オーケストラでコントラバスが活躍する曲」として、まずチャイコフスキー「悲愴」の4楽章を紹介。
「ついでなら、1楽章の冒頭も聞かせるべきでは?」などと思っていると、次はモーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」の4楽章。
アマチュア・バス弾きにとっては、”超絶技巧”に近いものがあります。
見ていると、普通に撮影した演奏会のもようなので、「悲愴」も「ハフナー」も、コントラバスの”活躍”が、いま一つ分かりにくいような…。
そのあと、「コントラバスが入るのと入らないので、どれくらい響きが違うか」ということで、モーツァルトのディベルティメントの録音が流されましたが、違いが分かりにくいと思いました。
例えば、ベートーベン「第九」4楽章のレシタティーボをチェロだけと、チェロ+コントラバスで弾くとか、どうでしょう?
その後、コントラバスの名手の紹介があって、最後は吉田氏のスタジオでの演奏(クーセビツキー)でした。
果たして、コントラバスの真の魅力は伝わったのでしょうか?
そういえば、「コントラバス弾きは事務局などで働く人も多いし、この番組のディレクターもバス弾きです」と言っていたような気がします。
バス弾きのディレクターが考えた上での構成だったのでしょうか?
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