「性と暴力のアメリカ」 [読書]
▼読み終わった本
*「性と暴力のアメリカ 理念先行国家の矛盾と苦悩」
鈴木透・著、中公新書
アメリカ社会の成り立ちや歴史、現状について、「性」と「暴力」という2つの要素から論じた、非常に興味深い本です。
(タイトルを見たときは、ルポルタージュかと思いましたが、違いました。)
暴力、特に銃の問題については、入植や開拓時代、政府の行政機構や治安組織が未整備で、「自警団」「民兵」のような民間による治安維持が当たり前だったことが、現在の銃氾濫につながっている、という話など、なるほどと思いました。
また、「民間による裁判・処刑」ともいうべき「リンチ」についても詳しく論じられていて、これが現代のアメリカの国際的行動と共通する部分がある、という話も、なかなか考えさせられました。
▽購入した本
*「ヒルズ黙示録・最終章」
大鹿靖明・著、朝日新書
ブック○フで購入しました。
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