大晦日のBPOと元日のVPO [音楽・楽器]
元日の夜は、恒例、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートをNHK教育テレビで見ました。
今年の指揮はジョルジュ・プレートル。
ワルツやポルカも楽しいのですが、楽器を観察するのが実はもっと楽しみだったりします。
ウィーン・フィルというと、ホルンやオーボエが独特の楽器を使っていることは有名です。
ウィンナホルンというのはこのような↓楽器。
また、ステージ上の楽器の並び方も特徴があります。
バイオリンの1stと2ndが両側に座る「対向配置」は、最近珍しくなくなりましたが、コントラバスが最後列に並んでいる例はそんなに多くありません。
また、画面で見て楽器の違いが分かりやすいのは金管群。
特に、トロンボーンはどんな楽器を使っているのかが気になります。
去年は、アメリカ式トロンボーンを代表するCONN(コーン)の楽器が使われていたので、mixiなどに書いたのですが、今年は1stと3rdはドイツ式らしき楽器。
メーカーが分からなかったので、mixiに書き込んだところ、早速大学オケの先輩から「タイン(Thein)ではないか」とのご教授がありました。
そして、大晦日のベルリン・フィル「ジルベスターコンサート」。
大晦日とは言っても、日本時間ではすでに元日の未明。
録画しておいて、2日に見ました。
曲はボロディンやリムスキー=コルサコフなど、ロシアの作曲家の作品ばかり。
「展覧会の絵」では、金管楽器の迫力を楽しみましたが、こちらでもつい楽器に目が行きました。
コントラバスの第2プルト表の奏者(すみません、名前を知りません)の楽器がライオンヘッドでした。
「展覧会の絵」のアルトサックスはYAMAHAかな、という気もしましたが果たして…。
同じく「展覧会の絵」で使われるテナーテューバ(?)はもちろん、ロータリー式でした。
トランペットはもちろんドイツ式(ロータリー)ですが、ピッコロトランペットはピストン式でした。
そして、トロンボーンはもちろんドイツ管。
上記ウィーン・フィルの楽器とF管の巻き方が似ていましたが…。
などと、楽器の観察だけで結構楽しめました。
以上、楽器に興味のない人にとってはまったく意味のない日記でした。
楽器に興味があるので、とっても意味のある日記でした!
ウィーンフィルの管楽器は確か個人持ちではなく、オーケストラが所有しているのではなかったかな。
by SKinsui (2008-01-03 21:22)
Skinsuiさま
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
コメントもありがとうございます。
ウィーン・フィルは、弦楽器はオケ所有だという話は聞いたことがあります。
コンマスだけはストラディバリで、あとはウィーン製の楽器を代々使っているということだったような覚えがあります。
管楽器についてはよく知らないので調べてみようと思います。
by Lionbass (2008-01-03 21:26)
楽器に興味はありますが、知識に乏しい私にとって、「な~るほど!!」と思える素晴らしい講義でした。
ありがとうございます!!
楽器の知識が豊富だと、見る楽しみも増え、うらやましいです。
by のすけの母 (2008-01-04 23:59)
私も酔っ払いながら見ていました。あまり覚えていませんが。
by elmarit (2008-01-05 22:55)
のすけの母さま
楽器についてですが、バイオリンはテレビで見ても、色の違いくらいしか分かりませんが、ビオラ・チェロだと大きさにも変化が出てきます。
さらにコントラバスは、年代や国(地方)によって色も形もバラバラ。
弦の数さえ違います。
まして管楽器は、いろんなシステムがあり、いろんなメーカーがありで、見ていて飽きないものです。
by Lionbass (2008-01-06 12:44)
whitesoxさま
特にウィーンフィルの方は、「楽しむため」のプログラムだと思いますし、いろんな聴き方があってもいいのではないか、と思います。
一流の演奏を自宅で楽しめるのは、ある意味贅沢な話ですね。
by Lionbass (2008-01-06 12:45)