組曲「惑星」より「木星」=思い出の吹奏楽曲(3)= [音楽・楽器]
「ショスタ5の4楽章=思い出の吹奏楽曲(2)=」↓から続きます。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2008-01-19
既に紹介した「チャイコフスキー交響曲第4番 第4楽章」や「ショスタコービッチ交響曲第5番 第4楽章」と同じように、1970年代を中心に吹奏楽でよく演奏されたオーケストラ曲の1つに、ホルストの組曲「惑星」の中の「木星」があります。
私は、高校3年のとき演奏しました。
高3とはいっても、卒業式を終えたあとの春休みのこと。
長崎市内にある県立高校4校による合同演奏会でした。
(当時は、「長崎北陽台高校」は開校しておらず、「東」「西」「南」「北」の4校でした。)
この演奏会は、各校のコーラスや吹奏楽、オーケストラがそれぞれ演奏したあと、全校の合同演奏があるのですが、その曲目が「木星」でした。
私はなぜか、ユーフォニアムを担当しました。
(実はちゃんとしたステージでユーフォニアムを吹いたのはこれが最初で最後だったような気がします。)
各校のメンバーを集めた結果、ユーフォニアムが少なかったからだと思います。
練習の際、指揮の某高校の先生の振り方が変だったので、休憩時間に代わりに「指導」したりもしました。
「チャイ4」と「ショスタ5」はヘ長調とニ短調という、吹奏楽には演奏しやすいキーだったので、原調で演奏されるのですが、この「木星」はハ長調中心。
なので、1音(2度)下げてアレンジしてあることが多く、この時の演奏も2度下げてありました。
一般に、オーケストラ曲を吹奏楽に編曲する場合、ユーフォニアムは原曲のチェロのパートを受け持つことが多く、かなり活躍します。
「木星」でも、冒頭からホルンとともに吹いたり、平原綾香の「Jupiter」で有名な中間部のメロディーも吹いたりと、大変「吹き甲斐」がありました。
ちなみに、「惑星」は原曲にもユーフォニアム(テナーテューバ)が入っていて、「火星」などではかなり目立つパートが書かれています。
ところで、ホルストは吹奏楽のための「オリジナル曲」も書いていて、古典中の古典として、よく演奏されます。
それが、「吹奏楽のための第一組曲」と「第二組曲」。
残念ながら、両方とも、私は演奏したことがありません。
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