「ルポ 貧困大国アメリカ」 [読書]
▼読み終わった本
*「ルポ 貧困大国アメリカ」
堤未果・著、岩波新書
【帯紹介】
******************************
教育、医療、戦争まで…
極端な民営化の果ては?
米国の後を追う日本へ
海の向こうから警告する!
******************************
次の5つの章からなっています。
第1章 貧困が生み出す肥満国民
→学校の無料給食やフードスタンプ(配給券)で暮らす人たちの置かれた現状について。
第2章 民営化による国内難民と自由化による経済難民
→ハリケーン「カトリーナ」の際の災害対策や、学校の「民営化」それに不法移民問題について。
第3章 一度の病気で貧困層に転落する人々
→「病気による貧困」は、医療制度と医療保険の問題点について。
第4章 出口を塞がれる若者たち
→若者たちの教育格差や就職問題、格差の下に置かれた若者の「リクルート」(軍の勧誘=事実上の「徴兵」)について。
第5章 世界中のワーキングプアが支える「民営化された戦争」
→イラクなどでアメリカ軍を支える「軍事会社」と、そこに組み込まれる世界各国の貧しい「労働者」について。
非常にショッキングで、いろいろと考えさせられる本でした。
第1章に、「カトリーナ」被災者にアフリカ系と肥満が多いのを見て、日本人駐在員が「ジムに行かずマクドナルドばかり食べるからだ」と言ったとのエピソードが紹介されていますが、私も以前はなんとなくそう思っていましたし、日本人だけではなく、アメリカの裕福な人にも同じように考えている人が多いのだそうです。
それと、去年「外注される戦争」という本を読みましたが、第5章ではまさにそうした「軍事会社」の現状を改めて思い知らされました。
▽購入した本
*「反貧困 『すべり台社会』からの脱出」
湯浅誠・著、岩波新書
上記の本に続き、「貧困」について考えてみたいと思います。
*「ルポ 貧困大国アメリカ」
堤未果・著、岩波新書
【帯紹介】
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教育、医療、戦争まで…
極端な民営化の果ては?
米国の後を追う日本へ
海の向こうから警告する!
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次の5つの章からなっています。
第1章 貧困が生み出す肥満国民
→学校の無料給食やフードスタンプ(配給券)で暮らす人たちの置かれた現状について。
第2章 民営化による国内難民と自由化による経済難民
→ハリケーン「カトリーナ」の際の災害対策や、学校の「民営化」それに不法移民問題について。
第3章 一度の病気で貧困層に転落する人々
→「病気による貧困」は、医療制度と医療保険の問題点について。
第4章 出口を塞がれる若者たち
→若者たちの教育格差や就職問題、格差の下に置かれた若者の「リクルート」(軍の勧誘=事実上の「徴兵」)について。
第5章 世界中のワーキングプアが支える「民営化された戦争」
→イラクなどでアメリカ軍を支える「軍事会社」と、そこに組み込まれる世界各国の貧しい「労働者」について。
非常にショッキングで、いろいろと考えさせられる本でした。
第1章に、「カトリーナ」被災者にアフリカ系と肥満が多いのを見て、日本人駐在員が「ジムに行かずマクドナルドばかり食べるからだ」と言ったとのエピソードが紹介されていますが、私も以前はなんとなくそう思っていましたし、日本人だけではなく、アメリカの裕福な人にも同じように考えている人が多いのだそうです。
それと、去年「外注される戦争」という本を読みましたが、第5章ではまさにそうした「軍事会社」の現状を改めて思い知らされました。
▽購入した本
*「反貧困 『すべり台社会』からの脱出」
湯浅誠・著、岩波新書
上記の本に続き、「貧困」について考えてみたいと思います。
よくも悪くも日本はアメリカに追随しているという感覚を持っていたので、
一層不安になりました。
by ぬれぴよこ (2008-05-16 21:20)
ぬれぴよこさま
「市場万能主義」に大きな欠陥がありそうなのは分かるのですが、市場の機能を無視してもうまくいかないような気がしますし、いったいどのような社会のあり方が望ましいのか、とても難しい問題だと思いました。
by Lionbass (2008-05-18 22:42)