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「日本語と漢字文明」 [読書]

▼読み終わった本
*「日本語と漢字文明―漢字を受け入れ、仮名をつくった独創性」
黄文雄・著、WAC

日本語と漢字文明―漢字を受け入れ、仮名をつくった独創性

日本語と漢字文明―漢字を受け入れ、仮名をつくった独創性

  • 作者: 黄 文雄
  • 出版社/メーカー: ワック
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本


【帯紹介】
******************************

さまよえる漢字文明と、
あらゆる文明を
吸収する日本語

******************************
著者の黄文雄氏は台湾出身。
来日して40年以上経つということで、早稲田大学を卒業しています。

中国・台湾や韓国・北朝鮮との関係において、日本を「応援」する著作を多数発表していて、私も何冊も読んでいます。

この本では、漢字の成り立ちに始まって、漢字が中国の文明形成に果たした役割や、中国語のもつ言語としての問題点などについて説明しています。
また、日本語の起源や漢字の受容、近代における日本語と漢字の関係、それに日本語の将来などについても考えています。

よく知られていることですが、日本では明治維新以降、西洋(欧米)の学問や概念、物の考え方を一気に導入し、消化してきました。
その過程で、多くの言葉を日本語に取り入れ、”翻訳”したわけですが、現在のように「外来語」としてカタカナ語に置き換えるのではなく、漢字を使って新しい言葉を作り出していきました。

現代の中国語の中にも、そうした「日本製」の漢語がたくさんあって、中国人も「日本起源」とは知らずに使っています。
「人民」も「共和国」も「共産(主義)」も日本製だと聞いたことがあります。



▽購入した本
*「越境の古代史―倭と日本をめぐるアジアンネットワーク」
田中史生・著、ちくま新書


越境の古代史―倭と日本をめぐるアジアンネットワーク

越境の古代史―倭と日本をめぐるアジアンネットワーク

  • 作者: 田中 史生
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2009/02
  • メディア: 新書



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