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指揮者・トレーナーの責任 [音楽・楽器]

連日書いていますオーケストラの練習の問題点シリーズ(!?)の第4回です。

何となく、「けしからんチェロ弾きが多い」という話になってしまいましたが、オケの練習において、最も責任重大なのが指揮者またはトレーナーであることは、論を待たないと思います。

例えば、「○○小節目から」という指示を聞いておらず、ちゃんと出られない奏者に対しては、「その人が楽器を構えるまで棒を振り下ろさない」=つまり「自分のせいで音楽が始まらない」という状況を分からせるだけで、「改心」すると思われます。

そもそも、どんな団体や組織でも、テクニック面での指導は重要だとは思いますが、一番大事なのは「一人一人の能力を引き出す」ことであり、そのために必要なのは「いかにやる気を起こさせるか」ではないでしょうか。
これは、オーケストラの指揮者に限らず、スポーツの指導者でも、会社などの組織の管理者でも言えることだと思います。
スポーツでいえば、「戦術」などの指導に秀でた監督よりも、選手達を「その気にさせる」指導者が実績を残すように思います。

指揮者で考えれば、「音楽理論」とか「曲についての知識」とか「バトン(指揮棒)のテクニック」なども、ないよりはあった方がいいとは思います。
しかし、本当に重要なのは、オケ全員の集中力を高めて気持ちを一つにして、音楽性をより引出すことではないでしょうか?

指揮者(トレーナー)に本当に力があれば、「話をしているのに聞かない」という奏者はいなくなるはずです。
指揮者とは、それだけの権限と責任を有しているものだと思います。

楽器を弾かない人にとっては、「指揮者=ステージの上で腕を動かして指示を出している人」というイメージが強いようですが、本当に大事なのは練習であり、練習で最も大事なのは、「やる気を引き出し、音楽を作り上げること」だと思っています。


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