エジプトの車事情~私の車マニア歴(10)~ [旅行・乗り物]
きのうの「カイロでベンツに乗る~私の車マニア歴(9)~」の続きです。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2006-04-25
エジプトで1年半ほど乗っていたベンツE230は、「12年落ち」の超中古車だったのですが、その前の持ち主等はよく分かりませんでした。
ベルギーかどこかで使われていた車だったような気もするのですが、よく覚えていません。
「エジプトの「ボロネーズ」~私の車マニア歴(8)~」(4月11日)↓で書きましたように、エジプトには自動車メーカーが一応存在しています。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2006-04-11
「ナセル自動車」という会社で、4月11日に紹介したポーランドのFSOのほか、イタリアのフィアットなどと提携して、ノックダウン生産を行っていました。
私が住んでいた約15年前は、FSOの「ポロネーズ」↑のほか、フィアットの「レガッタ」なども製造していたと思います。
現在のエジプトの車事情については、国際協力機構(JICA)のウェブサイト↓などをご覧ください。
http://www.jica.go.jp/ninkoku/egy/egy020.html
ただ、エジプト国内での生産だけでは、質・量ともに、国内需要を満たせるものではなかったはずで、たくさんの輸入車が走っていました。
最も多く見かけたのは、イタリアのフィアットとフランスのプジョーの車です。
フィアットはさまざまな車種が走っていましたが、プジョーは「504」というセダンが圧倒的に多かったように思います。
やはり、地中海を渡ればすぐという地理的な条件があるのでしょうし、ドイツや北欧など寒い国の車よりは、エジプトに合っているのではないでしょうか。
カイロ市内のタクシーは、3分の1がプジョー504、3分の1がフィアット(車種はさまざま)、残り3分の1はその他のメーカー、という感じではなかったかと思います。
「残り3分の1」の中には、韓国・現代(ヒュンダイ)自動車や、ソ連製の車も多く見られました。
ヒュンダイは、当時、欧米に大量に売られたという小型車「ポニー」ばかり。
一方、ソ連製の車は「ラーダ」などが走っていました。ほかに、スペインのセアト(SEAT)も見かけたような…。
ラーダやセアトはフィアットと技術提携していたはずなので、結局フィアットの「仲間」のようなものだった思います。
また、ソ連以外の東欧製の車も走っていた記憶があります。
エジプトは一応社会主義体制を取っていて、ナセル大統領の時代からソ連・東欧とのつながりが強かったので、こうした西側では見られない車も多かったのではないかと思います。
編集部Sです。こんにちは。
JICAのサイトを見てみましたが、書いてあるまんまだとすると運転するのはとても怖そう!Lionbassさんは事故など大丈夫だったのでしょうか?
by So-net自動車_編集部 (2006-04-26 10:17)
Sさま
またまたNice!とコメント感謝です。
私は、人をひきかけたことや、地下駐車場で車体をこすったことはありますが、幸い事故には遭いませんでした。
日本でステップバンを運転していた時は、ブレーキ不良で道路脇にフェンスに突っ込んだことがありますが…。
詳しくは1/28のブログ↓をご覧ください。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2006-01-28
by Lionbass (2006-04-26 11:42)