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「ベロベージの森」 [テレビ・映画]

お正月は、テレビ番組、特に地上波の番組は、ほとんど見なかったと書きました。

元日に見たのは、先日書きました↓ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2007-01-06
(教育テレビとBS)

その他、元日に見たもう1つの番組は、NHK BS-1で放送していた「BSドキュメンタリー 証言でつづる現代史『こうしてソ連邦は崩壊した』(前編/後編)」↓でした。
http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/k/20070101/001/11-1010.html
http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/k/20070101/001/11-1110.html

前編の方は、よく知られている当時のゴルバチョフ・ソ連大統領が別荘で軟禁された1991年8月の「クーデター」について。
エリツィン大統領がモスクワ市内で戦車の上に乗って演説したりして、権力を掌握するまでの過程など、よく知られた話を描き出していました。

私はこの「クーデター」の際、社会部の遊軍記者で、海外関係の事件等を担当していたので、在京ソ連大使館に行って取材したのを覚えています。

一方、後編は、ソ連が解体して、独立国家共同体(CIS)が形成されるまでの交渉や駆け引きなどを描いたもので、ベラルーシの「ベロベージの森」と呼ばれる場所にある、旧ソ連要人のために別荘を舞台に行われたロシア、ウクライナ、ベラルーシ3カ国による首脳会談の模様を克明に描いていました。

その中には、CISについて定めた条約の文言に関するやり取りや修正過程などを、関係者の証言や資料から描き出した内容もあり、非常に興味深いものでした。

ちょうど「二十世紀をどう見るか」という本で、ロシア革命やソ連崩壊に関する話を読んだばかりでしたので、興味を持って番組を見ました。

こうした番組を見ると、やはりNHK以外には制作不可能だな、と思いました。
ちなみに、この番組の制作統括は、大学オケの先輩だそうです。


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