「著作権の考え方」 [読書]
▼読み終わった本
*「著作権の考え方」
岡本薫・著、岩波新書
帯はなかったので、代わりに、カバー裏の内容紹介の文章を採録します。
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コピー機、パソコン、デジカメなどの急速な普及とともにやってきた「一億総クリエーター、一億総ユーザー」の時代。
いまや著作権は、作家・芸術家やメディア関係者だけのものではなくなった。仕事や生活の中で、それをどう理解し、どうつきあっていくべきか。
権利者と利用者との対立をふまえ、興味深い具体例をあじえて分かりやすく語る。
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「メディア」に務めていますし、ブログなどをやっていると、著作権については毎日考えざるを得ません。
さらに、オーケストラで弾いたりするうえに、昔から編曲(アレンジ)をしたりするので、音楽の著作権についても、頻繁に関わっています。
ということで、この本はとても勉強になりました。
一つ「へぇ〜」と思ったのは、「アメリカは(先進国の中で)最も著作権の保護水準が低い」との指摘。
何となく「アメリカは著作権にうるさい国だ」というイメージがあったので、ある意味、意外でした。
逆に、日本の著作権に関する法律は、最も進んでいるとの話です。
筆者は、現在、文部科学省にお勤めで、これまで文化庁、文部省で著作権に直接関わってきた人とのことなので、若干「自慢話」に聴こえる部分もありますが…。
このほかにも、いろいろ紹介したい内容がありますが、興味のある方は、本をお読みください。
▽購入した本
*「新聞社 破綻したビジネスモデル」
河内孝・著、新潮新書
著者は、毎日新聞の元役員とのこと。
面白そうです。
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