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「憎まれるアメリカの正義」 [読書]

▼読み終わった本
*「憎まれるアメリカの正義 イスラム原理主義の闘い」
小山茂樹、立花亨・著、講談社+α文庫

憎まれるアメリカの正義―イスラム原理主義の闘い

憎まれるアメリカの正義―イスラム原理主義の闘い

  • 作者: 小山 茂樹, 立花 亨
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 新書

以前、吉祥寺の古書店で買いました。
2002年の発行ということで、アメリカ同時多発テロのあと、イラク戦争よりは前に書かれた本ということになります。

【帯紹介】
**********************************
「悪の枢軸」発言の衝撃!!
次はイラク、サウジが危ない!!

対テロ戦争に圧勝かのように見えるアメリカに、なぜか
世界の反感は強い。なかでもイスラム原理主義勢力から
の憎しみには根深いものがある。その真因と今後を探る。
**********************************

「次はイラクが危ない」はその通りになったわけです。
アメリカが中東地域での諸問題に対して取っている「ダブル・スタンダード」(二重基準)についても触れられています。
ご存じの方も多いと思いますが、中東問題ではイスラエルが国連決議を無視する行動をたびたび取っていますが、アメリカはそれを「強制的に守らせる」ということはしていません。
しかし、湾岸危機や大量破壊兵器問題で、イラクが国連決議に従わなかった際には、アメリカは軍事力を行使しました。

「性と暴力のアメリカ」という本を読んだとき↓には、アメリカの持つ「リンチ=私的制裁」の”伝統”について考えさせられました。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2007-06-04

ここで論じることはしませんが、大いに考えるべきことだと思います。

▽購入した本
*「『今の中東』がわかる本」
大野元裕・著、三笠書房知的生き方文庫

こちらも中東についての本です。
著者の大野さんにはひと頃、仕事でかなりお世話になりました。


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