「チャイ4」と”ヘミオラ” [音楽・楽器]
先月30日に虎の門交響楽団の演奏会が終了した話を書きました↓。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2007-12-01
次の演奏会の練習が始まっているのですが、実は仕事が忙しくてまだ出席できていません。
虎の門交響楽団第79回定期演奏会
日時:2008年5月9日(金)19:00開演
場所:なかのZERO大ホール
指揮:田久保裕一
曲目:フンパーディンク 「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲
カバレフスキー 組曲「道化師」
チャイコフスキー 交響曲第4番
とりあえず、iPod Shuffleに曲を入れて聴いています。
最初、カバレフスキーとフンパーディンクのCDが手元になかったので、「チャイ4」だけが入ってました。
主に、会社の行き帰りに聴いているので、チャイコフスキーを1日に2度聴くこともありました。
持っているCDはカラヤン—ベルリンフィルのもの。
「イタリア奇想曲」とのカップリングです。
交響曲は1977年の録音となっています。
ドイツ語の値札が貼ってあるので、カイロ在住時代にスイスかドイツで買った物のようです。
さて、ここからが本題ですが、交響曲4番(チャイ4)の1楽章は、8分の9拍子で書かれています。
8分の9拍子は、1拍を3つに分けて、それが3拍で1小節。
しかし、どきどき2拍ずつがまとまって、2小節(=6拍)にそのかたまりが3つ入ることがあります。
これを「ヘミオラ」と言って、ドボルザークのスラブ舞曲や、ベートーベンの曲(例えば交響曲第3番「英雄」、同第8番など)によく出てきます。
チャイ4が面倒なのは、小節が3拍子なだけでなく、1拍も3つに分かれていて、それがまたヘミオラになっていることです。
分かりにくいかもしれませんが、上掲のスコアで下線を引いたファゴット(およびチェロ)の譜面の2小節の中の、最後の2拍がさらに3つに分かれています。
楽譜を見ても混乱するのですが、楽譜なしで聴いていても、だんだん分からなくなってきて、どこが1拍目か数えられなくなることもしばしばです。
過去に2度演奏したことがあるのですが、そのときも結構戸惑ったような覚えがあります。
うう~。最近数字で表記された簡単な楽譜しか見てないのでおたまじゃくしにめまいが…。これが演奏できるなんてとってもかっこいいですね。
by 青沢東(QMY) (2007-12-22 10:42)
青沢東さま
すみません、ややこしい楽譜を載せまして…。
ちなみに、私が北京で二胡を習ったときは、西洋式の楽譜を使ってました。
その方が理解しやすかったので…。
by Lionbass (2007-12-22 20:10)