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「漢字は日本語である」 [読書]

▼読み終わった本
*「漢字は日本語である」
小駒勝美・著、新潮新書


漢字は日本語である

漢字は日本語である

  • 作者: 小駒 勝美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 新書

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【帯紹介】
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「々」はどう読む?
新潮日本語漢字辞典を作った
漢字通が書いた本

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著者は、帯にあるように、史上初めての「日本語のための漢字辞典」を作った人物。
私も、「新潮日本語漢字辞典」は会社で買って置いてあります。

「漢和辞典」は、漢文の「漢」と日本語を意味する「和」という名称からも分かるように、漢文を読むための辞書でした。
従って、現代の日本語を読むために引こうとしても使えないことが少なくありません。

この本の章立ては、以下の通りです。
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はじめに
第一章 漢和辞典はなぜ役に立たないか
第二章 斎藤さんと斉藤さん
第三章 三浦知良はなぜ「カズ」なのか
第四章 日本の漢字はずばらしい
第五章 分解すれば漢字がわかる
第六章 常用漢字の秘密
第七章 人名用漢字の不思議
おわりに
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ところで、中国人と著作権(海賊版)の話になるとよく言われるのが「漢字を使わせてやっているから、日本は中国に著作権使用料を払え」という“難くせ”です。
もちろん、昔、いろんな形で中国に対価を払ったこともあるでしょうし、遣隋使や遣唐使は朝貢もしたでしょう。

さらに、明治維新後に日本で作られた漢字の言葉が、現代中国でたくさん使われていることは、ご存知の方もいらっしゃると思います。
「共産主義」も「人民」も「共和(国)」も日本製の熟語(漢語)なので、中国は国名(中華人民共和国)を使うたびに、日本に使用料を払う必要がありそうです。


▽購入した本
*「日本語の歴史1  民族のことばの誕生」
編集委員:亀井孝、大藤時彦、山田俊雄、平凡社

日本語の歴史1 民族のことばの誕生

日本語の歴史1 民族のことばの誕生

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2006/11/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


難しそうな本ですが、勉強しようと思います。
シリーズものなので、続きも買うことになるかも…。
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コメント 4

いちご☆

本当に 博学でいらっしゃいますね
興味をもたれるって 尊敬します
by いちご☆ (2008-04-30 17:31) 

Lionbass

いちご☆さま
いろんなことに興味があるのは確かですが…。
節操がないだけです。(苦笑)
by Lionbass (2008-05-01 15:42) 

はるしず

著作権料の話は知りませんでした。
なんか失笑しちゃいマスね^^
by はるしず (2008-05-05 11:54) 

Lionbass

はるしずさま
中国人は、ヨーロッパ人に対しては「羅針盤や火薬は俺たちが発明した」と言うらしいですよ…。
「スパゲティ(麺類)の元祖は自分たちだ」とも…。(苦笑)
by Lionbass (2008-05-09 15:23) 

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