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ベルリン・フィルのブラ3とブラ4を聴く [音楽・楽器]

「ベルリン・フィルのブラ1とブラ2を聴く」から続きます。

ということで、ベルリン・フィルを2晩連続で聞きました。

IMG_6734サントリーH.JPGIMG_6735サントリーH.JPG


2日目は、「ブラームス・チクルス」後半の交響曲第3番と第4番
1日目は席が前過ぎましたが、今度は前から7列目で、管楽器奏者も一部を除きよく見えました。
IMGベルリンフィルチケット2.jpg


音も、初日のように1stバイオリンばかり聞こえるということはなく、オケ全体をよりバランス良く聴くことができました。

まず第3番。
1楽章はどんどん前に進む「推進力」を感じる演奏。
3楽章の有名なメロディーは、特にホルンが聴かせました。
本当に弱く吹いているのですが、とてもスムーズで歌っている感じでした。

第4番は、1楽章冒頭、弦楽器の旋律と、木管楽器の後打ちがかみ合ってなかったのが気になりました。
ただ、気にするのは、ヘタなオケで弾いているアマチュア奏者の宿命かもしれません。
(「少々ずれていても流れのある演奏」と「ぴったり合っているけど流れない演奏」を比べれば、前者がいいに決まっています。)

「ずれている」と言っても、きのう1stバイオリンについて書いたように、セクションごとのまとまりはすごいと思いました。
コントラバスの音が常にまとまって「かたまり」として聞こえてくるのは感動的でした。

両日ともに、アンコールはなかったのですが、サー・サイモンはカーテンコールに応えて、何度もステージに登場してました。
1日目は、コンサートマスターの席の楽譜を手に取り、「ブラームス」の名前を指差す仕草。
「称賛すべきなのはブラームス」という意味だったのでしょう。

そして2日目は、最後にビールのジョッキを片手に現れて、飲んでみせるパフォーマンスを披露してました。


ところで、本当は3日連続で行って、「田園」(ベートーベン)と「オックスフォード」(ハイドン)も聴きたかったのですが、さすがに自重しました。

ベルリン・フィルの誇るコントラバスセクションが、「田園」の4楽章の「嵐」の部分をどのように弾いているか、この目で確かめたかったのですが…。
というのは、数年前、ウィーン・フィルの「田園」を聴いたとき、コントラバス奏者の半分ほどは、16分音符を楽譜通りには弾いていないのを目撃したからなのですが…。
詳しくは、「ウィーン・フィルのコントラバス」という3年近く前のエントリーをご覧ください。

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青沢東(QMY)

ジョッキのビールはやっぱりサントリーなんでしょうか?サントリーホールだけに…(笑)。
by 青沢東(QMY) (2008-11-30 13:17) 

Lionbass

青沢東さま
当然そうでしょうね。
他のメーカーのものは置いてないと思います。
(外から運んでくれば別ですが…。^_^)
by Lionbass (2008-12-01 16:26) 

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