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「サスカッチアンの山」=思い出の吹奏楽曲(4)= [音楽・楽器]

「組曲『惑星』より『木星』=思い出の吹奏楽曲(3)=」から続きます。


3年近く前、「中学で最初はトロンボーン ~私の楽器遍歴(3)~」という話にも書きましたが、中学校入学と同時に、長崎市内では「名門」である吹奏楽部に入部しました。
楽器は最初、トロンボーンでした。

4月に楽器を始めて、7月(夏休みの最初の方)に行われる吹奏楽コンクールの予選に出場しました。
課題曲は斎藤高順の行進曲「輝く銀嶺」

行進曲らしくて、なかなかカッコいい曲でしたが、担当した3番トロンボーンはある意味演奏不可能でした。

上記の3年前のエントリーにも書いたのですが、いきなりテューバと同じ低い「B♭-F」の”頭打ち”の繰り返しで、1stポジションと6thポジションを行ったり来たり。
さらに途中からF管を使わないと吹けないヘ音記号下第1線より下の音が頻出して、ペダルトーンの半音上のB(H)までありました。
一応、行進しながら吹くことも想定された曲だったはずですが、ダブルロータリーの楽器を持ったプロがステージで座って吹くのならともかく、アマチュアには演奏不能だったと思います。

そして自由曲は、アルフレッド・リード「サスカッチアンの山」でした。

http://www.gakufu.ne.jp/detail/view.php?id=40010
http://www.octmp.co.jp/we_detail/we_saskatchan.html

上記の自由曲もそうですが、当時(現在のような乾式の)「コピー」というものは事実上、世の中に存在しておらず、パート譜は手書きで写譜しなければなりませんでした。
しかも、2年生以上は3月までに写譜を済ませていたので、4月に入った1年生は、先輩の譜面をさらに写す必要があったのですが、その先輩の譜面が結構でたらめで苦労した覚えがあります。

ということで、この「サスカッチアンの山」は大変思い出深い曲なのですが、自分のパートはあまり覚えていません。
曲の最初、静かな部分はずっと休みだったのは覚えているのですが…。
(1stと2ndトロンボーンは3rdトロンボーンより前に吹くところがあったと思います。)

途中、テンポが速くなって、たくさんの楽器が参加する部分になって、ようやく出番でした。

リードの曲でもう1曲演奏したことがあるのは、「アレルヤ・ラウダムス・テ」です。
「弦バス」担当だったのですが、結局本番はありませんでした。

卒業後、コンクールの自由曲にしたそうですが…。


ともあれ、作曲者のアルフレッド・リードは、20世紀の吹奏楽の世界に巨大な足跡を残した人で、日本でも佼成ウィンドアンサンブルなどを指揮して、いろんな曲を演奏していました。
2005年に亡くなったそうです。


カーテン・アップ!

カーテン・アップ!

  • アーティスト: リード(アルフレッド)
  • 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
  • 発売日: 1991/07/21
  • メディア: CD



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ぬれぴよこ

『サスカッチアンの山』今どんなメロディーだったのか思い出せませんが、
曲名はよく覚えています。

日常的にコピーが使われるようになったのは、思っていたよりも最近のことだったんですね~^_^;
by ぬれぴよこ (2009-01-29 22:52) 

Lionbass

高校時代には図書館に「コピー」がありましたが、表面がツルツルした光沢のある紙でした。
大学時代、生協のコピー機には1台ずつ係の人がいて、コピーをとってくれてました。
昔の話ですね…。
by Lionbass (2009-01-30 18:58) 

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