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「鉄道旅行のたのしみ」 [読書]

▼読み終わった本
*「鉄道旅行のたのしみ」
宮脇俊三・著、角川文庫


鉄道旅行のたのしみ

鉄道旅行のたのしみ

  • 作者: 宮脇 俊三
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/11/22
  • メディア: 文庫


【帯紹介】
******************************

鉄道だけでなく、山に触れ、
町に触れ…そして人に触れ…。
これは心暖まる旅紀行です
———中川家礼二
(漫才師)
宮脇俊三・鉄道文庫フェア
鉄道旅行の楽しみのすべてが分かる
******************************


ご存じ、鉄道作家・宮脇俊三氏の著書の再文庫化。
元々は、小学館の「全線全駅鉄道の旅」(昭和56~57年)、「国鉄全線各駅停車」(昭和58年~59年)に連載されたものが、昭和61年に集英社文庫から刊行され、それが去年、再文庫化されたものだそうです。


宮脇氏の本は、去年、「増補版 時刻表昭和史」「終着駅は始発駅」「最長片道切符の旅」の3冊を読みました。
今回の「鉄道旅行のたのしみ」を含め、4冊とも、ずっと以前に読んだような気もするのですが、もう1度読んでみようと思い、購入しました。

今回の本、「鉄道旅行のたのしみ」「駅は見ている」という2つのパートに分かれています。

前半は「東海道の巻」「関東の巻」「九州の巻」など12章から成り、各地方の線区について宮脇氏の目で見た特徴や「豆知識」などが紹介されています。
当然ながら、昭和50年代の記述ですから、まだ「国鉄」ですし、青函連絡船や信越線の碓氷峠など、今では乗ることができない「区間」も出て来て、懐かしい一方で、寂しい気持ちにもなります。

後半は「名古屋駅」「新宿駅」「天王寺駅」「直方駅」など10の駅が取り上げられています。

言うまでもなく、全体として、鉄道への深い愛情に裏打ちされた、とても味のある鉄道紀行だと思います。

それにしても、帯の紹介文に出てくるのが、どうして中川家礼二なのでしょうか…?
「旅紀行」という言葉もなんだか変ですし・・・。

▽購入した本
*「『科学の謎』未解決ファイル」
日本博学倶楽部・編、PHP文庫


「科学の謎」未解決ファイル

「科学の謎」未解決ファイル

  • 作者: 日本博学倶楽部
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/10/01
  • メディア: 文庫



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コメント 6

manamana

宮脇さんは、とことん趣味に生きているのに、
なんだかそういう自分を冷静に見ていて、
一般の人から見たとき、
おかしなことをしているという羞恥心がほのかにあるのが、
とても親しめます。
by manamana (2009-05-12 06:30) 

schnitzer

私も宮脇氏の著書は何冊が読みました。
Lionbassさんのようにたくさんではないんですけどね。
生活がバタバタ過ぎて本を読む時間がとれておりません。
ただでさえ"パー"なのに、さらに進行してしまっているようです。
by schnitzer (2009-05-12 23:11) 

サットン

私も大の宮脇ファンです。氏のけれんみのない簡潔にして的を得た文章には感服させられます。
亡くなられた後、多くの関係者が氏の回想文を記していますが、その作風からは想像もできない血の滲むような執筆活動を続けられていたようです。プロの文筆家の姿を見せつけられる思いです。
by サットン (2009-05-13 22:04) 

Lionbass

manamanaさま
なるほど、確かに「羞恥心」は感じられますね。
自分を客観的に見るというのは、大事な点なのかもしれません。
by Lionbass (2009-05-15 19:44) 

Lionbass

schnitzerさま
宮脇氏の本は、昔、たくさん読んだような気がします。
(種村直樹氏の本も…。)
でも、改めて読み直すと、新たな発見があるような気がすると同時に、「国鉄」時代を思い出して、懐かしくなります。
by Lionbass (2009-05-15 19:46) 

Lionbass

サットンさま
コメントありがとうございます。
「『最長片道切符の旅』取材ノート」は、まだ読んでいないのですが、近く読もうと思ってます。
by Lionbass (2009-05-15 19:49) 

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