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「クララ・シューマン 愛の協奏曲」 [テレビ・映画]

渋谷・Bunkamuraで上映の映画「クララ・シューマン 愛の協奏曲」

IMG_9881文化村.JPGIMG_9879クララシューマンポスター.JPG
連休中に見に行ったのですが、午前中の回も、その次の回も満席でした。

映画はクララ・シューマンと夫のロベルト・シューマン、そして若き日のブラームスを中心としたストーリー。
【プログラム表紙】
IMG.クララシューマンプログラムjpg.jpg

有名な話ではありますが、3人の関係はなかなか不思議ですね。
IMGシューマン+ブラームス.jpg
(写真、上がクララ、下左がブラームス、下右がシューマン)

できれば、シューマンのピアノ協奏曲とブラームスの交響曲1番がプログラムに含まれている「ジャパン・クラシカ」の演奏会(19日)の前に見に行きたいと思っていたのですが、間に合いませんでした。
でも、曲を演奏してから見るのも、それはそれで意味があったかも…。

映画の冒頭では、シューマン夫妻が鉄道で旅している様子に続き、そのピアノ協奏曲が出てきます。
クララが独奏者(ソリスト)で、その演奏会をブラームスが聴いているという場面です。

ちなみに、ブラームスはまだ若いので、交響曲は出てきません。
(ご存じのようにブラームスが第1番を完成したのは40歳過ぎ。)
出てくるブラームスの作品はほとんどがピアノ曲。
最後にピアノ協奏曲が演奏されますが、独奏者はクララです。

このほか、シューマンの交響曲第3番「ライン」の作曲中のエピソードや、その初演を「夫婦2人」で指揮する場面が印象的です。
また、シューマンがライン川に身を投げる場面が出てきますが、シューマンが精神を病んで行く様子や、最後に「治療」を受ける場面はとても痛々しいものでした。


そういえば、この映画のメガホンはヘルマ・サンダース=ブラームスという女性監督
新聞記事などに「ブラームス家の末裔」などと紹介されていましたが、「ブラームスは生涯独身だったはず」と思ってプログラムをよく見ると、「ブラームスの叔父から連なる(ブラームス家の末裔)」と書いてありました。

最後に、ちょっと「突っ込み」を…。
映画では、デュッセルドルフにおいて、シューマンの作品(ピアノ協奏曲と「ライン」)をオーケストラが演奏する場面が出てくるわけですが、その楽器が現代のもののように見えたのは気のせいでしょうか?
トランペットは現代のロータリー式楽器でしたし、チェロは普通にエンドピン付き。
コントラバスは5弦の楽器を弾いてました。
(全員かどうかは確認できず。)
弦楽器の配置は対向配置ではなかったように思います。
どこまで「時代考証」的に正しいのか、詳しい知識はありませんが…。


なお、この映画、Bunkamuraではきょう(9月25日)で上映終了です。

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コメント 2

ぬれぴよこ

クララ・シューマンの存在、初めて知りました^_^;
ポチ☆
by ぬれぴよこ (2009-09-25 23:13) 

Lionbass

ぬれぴよこさま
「音楽家同士の女性の取り合い」とか、いろいろあるみたいですよ…。
同性愛者も多いらしいですけど…。^=^
by Lionbass (2009-10-02 22:51) 

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