「オラトリオ<ナガサキ>」を聴く [音楽・楽器]
以前もらった演奏会チラシのなかに「オラトリオ<ナガサキ(長崎)>」というのがありました。
作曲者は、高松宮殿下記念世界文化賞受賞者のアルフレート・シュニトケ。
長崎出身ゆえ気になっていたのですが、きのう聴きに行ってきました。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
読売日本交響楽団第487回定期演奏会
2009年11月30日(月) 19:00開演
会場:サントリーホール
指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
ヴァイオリン:サーシャ・ロジェストヴェンスキー
メゾソプラノ:坂本 朱
合唱:新国立劇場合唱団
《シュニトケ生誕75年》
シュニトケ:リヴァプールのために【日本初演】
ヴァイオリン協奏曲第4番
オラトリオ〈長崎〉【日本初演】
<協奏曲後に独奏者アンコール>
バッハ:無伴奏バイオリンパルティータより
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
【演奏会プラグラムより】
最初の2曲は「現代音楽」そのものでした。
「リヴァプールのために」は、金管楽器のコラール風の和音で始まり、途中、テューバの長いソロがありました。
音域3オクターブに渡ろうかという難しそうなパッセージでした。
2曲目のバイオリン協奏曲はさらに難解な曲。
チェンバロ、チェレスタ、弦に異物を挟んだピアノに加え、シロホン、マリンバ、グロッケン、ビブラホンも加わって、不思議な音色が響いてました。
難解すぎて途中、意識が遠のきかけました…。<苦笑>
「オラトリオ<ナガサキ>」はところどころ調性があって、聴きやすい曲でした。
プログラムには漢字で「長崎」と書いてあるのですが、元々ソ連時代の曲(1958年作曲)ですし、ここは「ナガサキ」とカタカナで書きたいと思います。
オーケストラですが、木管楽器は、オーボエ、ファゴットがそれぞれの段の中心にいて、フルートとクラリネットは左右に分かれて位置。
金管もトランペットを中心に、テューバ2本、トロンボーン4本、ホルン8本が左右に分かれて配置され、ときどきステレオ効果を狙ったのか、左右交互に音を出すところなどありました。
混声合唱は約80~90人でしょうか。
曲は5楽章あって、それぞれ「長崎、それは悲しみの町」「朝」「この重苦しき日に」「焼け跡にて」「平和の太陽」という歌詞が、途中メゾソプラノ独唱も加わって歌われます。
元々、ロシア人詩人の作品や、日本人の詩を翻訳したものだそうです。
途中、弦楽器とシロホン(木琴)が使われるショスタコービッチ風のオーケストレーションや、プロコフィエフ風の部分もあり、最後は壮大に終わりました。
シュニトケが20代のころの「卒業制作」なのだとか…。
旧ソ連時代ですが、詩の内容も含め、そんなに「政治的メッセージ」は感じられず、純粋に原爆の悲劇を歌っているのだと解釈しました。
ちなみに、中学生のころ、当時所属していた市民オケで、團伊玖磨作曲「交響詩『ながさき』」の初演をしたことがあるのですが、それを思い出しました。
詳しくは2006年5月のエントリーをご覧ください。
「市民オケで「交響詩ながさき」初演~私の楽器遍歴(10)~」
クリックお願いします。
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作曲者は、高松宮殿下記念世界文化賞受賞者のアルフレート・シュニトケ。
長崎出身ゆえ気になっていたのですが、きのう聴きに行ってきました。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
読売日本交響楽団第487回定期演奏会
2009年11月30日(月) 19:00開演
会場:サントリーホール
指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
ヴァイオリン:サーシャ・ロジェストヴェンスキー
メゾソプラノ:坂本 朱
合唱:新国立劇場合唱団
《シュニトケ生誕75年》
シュニトケ:リヴァプールのために【日本初演】
ヴァイオリン協奏曲第4番
オラトリオ〈長崎〉【日本初演】
<協奏曲後に独奏者アンコール>
バッハ:無伴奏バイオリンパルティータより
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【演奏会プラグラムより】
最初の2曲は「現代音楽」そのものでした。
「リヴァプールのために」は、金管楽器のコラール風の和音で始まり、途中、テューバの長いソロがありました。
音域3オクターブに渡ろうかという難しそうなパッセージでした。
2曲目のバイオリン協奏曲はさらに難解な曲。
チェンバロ、チェレスタ、弦に異物を挟んだピアノに加え、シロホン、マリンバ、グロッケン、ビブラホンも加わって、不思議な音色が響いてました。
難解すぎて途中、意識が遠のきかけました…。<苦笑>
「オラトリオ<ナガサキ>」はところどころ調性があって、聴きやすい曲でした。
プログラムには漢字で「長崎」と書いてあるのですが、元々ソ連時代の曲(1958年作曲)ですし、ここは「ナガサキ」とカタカナで書きたいと思います。
オーケストラですが、木管楽器は、オーボエ、ファゴットがそれぞれの段の中心にいて、フルートとクラリネットは左右に分かれて位置。
金管もトランペットを中心に、テューバ2本、トロンボーン4本、ホルン8本が左右に分かれて配置され、ときどきステレオ効果を狙ったのか、左右交互に音を出すところなどありました。
混声合唱は約80~90人でしょうか。
曲は5楽章あって、それぞれ「長崎、それは悲しみの町」「朝」「この重苦しき日に」「焼け跡にて」「平和の太陽」という歌詞が、途中メゾソプラノ独唱も加わって歌われます。
元々、ロシア人詩人の作品や、日本人の詩を翻訳したものだそうです。
途中、弦楽器とシロホン(木琴)が使われるショスタコービッチ風のオーケストレーションや、プロコフィエフ風の部分もあり、最後は壮大に終わりました。
シュニトケが20代のころの「卒業制作」なのだとか…。
旧ソ連時代ですが、詩の内容も含め、そんなに「政治的メッセージ」は感じられず、純粋に原爆の悲劇を歌っているのだと解釈しました。
ちなみに、中学生のころ、当時所属していた市民オケで、團伊玖磨作曲「交響詩『ながさき』」の初演をしたことがあるのですが、それを思い出しました。
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Lionbassさんでも演奏会で意識が遠のきかけてしまうことが・・・^m^
ポチ☆☆☆
by ぬれぴよこ (2009-12-01 23:15)
ぬれぴよこさま
最近は減ったのですが…。
以前、不規則な勤務時間のときは、もっと眠気と闘ってました。
ぽち☆☆☆ありがとうございます。
by Lionbass (2009-12-04 19:01)